新居のイメージをせずに、とりあえず梱包すると後で大変なことに……。新居の間取りがあるのなら、何をどこに置くかイメージしておきましょう。
段ボールに、“1階手前の部屋”などと書いておくと、引っ越し業者に頼んだ場合もその場所に運んでくれるので、荷解きがスムーズになります。
「引っ越し作業と一緒に断捨離もしたい!」と思う方は多いのではないでしょうか。引っ越しは片づけをする大チャンスでもあるので、ポイントを押さえて、いらないモノを処分していきましょう!
ポイントは、“普段使わない場所”から始めること! 押し入れやクローゼットの上段、奥のスペースには、普段あまり使わないモノを入れていることが多いです。
片づける順番も、たとえば思い出のモノや季節用品→書類や本棚→ストック用品→洗面用品……など、“年に数回のモノ→月に数回→週に数回→毎日”にすることで、いらないものを先に片づけていくことができます。
ポイントは、“出す・分ける・しまう”。(1)片づける場所のモノを出す、(2)仕分ける、(3)段ボールに詰めていく。どの場所でも共通することです。
初めは仕分けるのに時間がかかると思いますが、やり続けることで少しずつ慣れていきスピードも速くなるので、焦らず進めてみてくださいね!
1番大事なポイントは、“次の引っ越し先でも使いたいか”です。「もしかしたら使うかも」は一旦忘れて、次に持っていきたいモノを選びましょう。
よく使うモノは、“今”使っているのか・使っていないのかを改めて考えて分けてみるのもおすすめです。
処分する際は、“捨てる・売る・あげる”になるかと思いますが、売るならリサイクルショップに限定する、あげるなら渡す先が思いつき、すぐに渡せる人だけにする、など手間がかからないようにしたいです。引っ越しは時間との勝負ですよ!
時間がないなかで、引っ越しの準備や新居でやること、子どもがいる方は学校や幼稚園の手続きなど、さまざまなことを考える必要があり負担が大きい引っ越し。引っ越し業者の荷物の梱包サービスを利用するなど、抜けるところは抜いていきましょう。
また、筆者たちのような片づけのプロにお願いし、整理もして、引っ越し後もすぐに荷解きが終わる仕組みを作ってもらうのも1つの手ですよ。
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文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
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【ライター:佐藤ゆきこ PROFILE】
元ストック大好き、超ズボラだった整理収納アドバイザー。第2子出産4か月後の夫の転勤で、子どもが増えたのに以前より小さいお家お引越し。そこで片付けを学び、モヤモヤが晴れていく。「片付けでお悩みの方にも、この気持ちを体感してもらいたい」という思いから活動中。
【画像】nonpii、sasaki106、daijibako、鈴、sawada、Ushico / PIXTA(ピクスタ)