最初は「身も蓋もない話」と冷めた感じで捉えていたが、読み進めていくうちに、シビアな展開やダークな世界観こそ、その先にあるリアルな夢や希望を描くために必要かもしれないと思えてくるから不思議だ。
結局、長女の強烈な推しで、今回も全巻買い揃えることになった(最新の13巻は発売初日に速攻購入)。
長女に「アイドルになりたいとか無いの?」と試しに尋ねてみたところ、「芸能界なんて全然行きたくない。大変そうだし」とつれない返事。まあ、この漫画を読んでたら、そうなりますよね、ハイ。
「それより、お父さん、『ブルロ』知ってる?『ブルロ』」
「……??」
「まさか『ブルーロック』を知らない??」
「……」(ちなみに、最近の長女は略語連発で本当に疲れます。この間も、学習発表会のことをわざわざ「がくはつ」と呼んでいた。それ略す意味ある?)
「この漫画もぶっ飛んでるよ。こっちはリアルじゃなくて、エゴがすごい」
「エゴ?ちょっと何言っているのか、よく分かんない」とサンドウィッチマン風に答えてみる。
長女の次なるトレンドは、どうやら新機軸のサッカー漫画らしい。
んー、やっぱり気まぐれだ。
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文:ゆゆパパ
イラスト:ゆゆ
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