2023.12.14

出かける

【SNSで人気】北海道の伝統工芸「木彫り熊」発祥の地・ 八雲町で個性豊かなラインナップを楽しもう!

地域の魅力を再発見!…函館を楽しむライフスタイルマガジン・ハコラク編集部から、
八雲町の日帰りドライブスポット情報をお届けします。

八雲町木彫り熊資料館

木彫り熊発祥の地・八雲町の作品は、一般的にイメージされるサケをくわえたデザインと異なり、
クマのあるがままをとらえた姿やデフォルメされた素朴な形が特徴。
来年、誕生から100周年を迎えるとあって、町ではさまざまな取り組みが始まっています。

その足跡をたどることができるのが、「八雲町木彫り熊資料館」。
北海道で初めて彫られた第1号や、手本になったスイス製の木彫り熊
(それぞれ来年2月下旬まで貸出中)など貴重な資料をずらりと展示。
毛並を細かく表現した写実的な作品を多く手掛け、後進の育成にも尽力した茂木多喜治さん、
手斧で木を割ったような面彫り「ハツリ彫り」で独自の世界観を作り上げ、ファンを多く持つ柴崎重行さんなど、
地元出身の作り手たちの個性あふれる作品を紹介し、魅力を伝えています。

木彫り熊は尾張徳川家第19代当主の徳川義親が1921年から22年の欧州旅行で訪れたスイスで工芸品の木彫り熊を見て、農閑期の副業としてひらめき、厳しい生活を送っていた農民の趣味にもなればと制作を勧めたのが始まりと言われています。

展示スペースに所狭しと並ぶ個性豊かな木彫り熊。
SNSで知り鑑賞に訪れる海外からの観光客も増えているという。
作品によっては撮影も可能。「企画展も随時開催しているので、
ぜひ足を運んでみてください」と学芸員の大谷茂之さん。入館料無料。

八雲町木彫り熊資料館
八雲町末広町154
八雲町郷土資料館2F
☎0137‐63‐3131
(八雲町教育委員会)
9:00~16:30 
月曜・祝日休館
(12月29日~1月5日休館)
P有り
函館新聞デジタル
※掲載の内容は 2023 年9月の取材時点によるものです。
 最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

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