2023.12.08

出かける

【冬支度】子どものスキーはレンタルが人気!スキー場には「雪遊びエリア」で厳しい状況に一手

本格的な雪を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?

11月27日、札幌市南区の札幌国際スキー場を訪れてみると、頂上付近では約50センチほどまで雪が積もっていました。

12月1日には全コースが無事オープン!

でも、本来ならば11月17日からの営業予定でした。

オープンの延期が長引き、営業日数が減ることは売り上げにも直接影響してきます。

スキー場を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

1990年代のスキー場

スキー人口は1990年代始めに1860万人いましたが、2020年には約270万人と大きく減少。

これをどう盛り返していくかが課題です。

そんな中で、今シーズンから始めたのが「雪遊びエリア」です。

スキーやスノーボードをしない人でも楽しめるよう、山麓付近に設けられました。

スキー業界を今後も支えていくのは、地元の子どもたちです。

札幌市内の小学校では、すべての学校でスキー学習が行われていて、その道具は個人で用意する必要があります。

家族連れが次々と訪れていたのは、札幌市内に2店舗あるキッズ・ジュニアスキー用品の専門店「ARU(アル)」です。

この店のサービスが人気となっています。

4年前にスタートした、スキー用具のレンタル事業。

魅力は何といってもその値段です。

小学生向けの中古品のレンタルはスキー板とストック、金具、ブーツの一式で、来年5月末までの1シーズン6300円から。

海外人気ブランドの新品が借りられるプランでも、9800円です。

数も限定で「早い者勝ち」。

ただ、事前に予約して店に行けば、好みの道具を選んで、金具の調整などをしても、およそ20分で持ち帰ることができます。

種類が豊富で、「転勤族」も多い札幌には特にあっているのかもしれませんね。

また、出費は道具だけではありません。

今シーズンは、各地のスキー場で、リフト代を値上げします。

リフトやゴンドラの運行には多くの電気を使います。

その電力料金の高騰が続いたことや、スタッフ確保のために人件費を上げざるを得ないことから、リフト券の値上げを決めました。

大人1日券は5000円で、昨シーズンより200円アップとなります。

札幌国際スキー場の日戸雄介さんは「市民のスキー場という位置づけもあるし、家族で来られるお客様も多いので、なるべく負担にならないように料金設定した」と話してくれました。

国内のスキー人口が減る中、それぞれのスキー場が知恵を絞っています。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年11月27日)の情報に基づき、一部情報を更新しています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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