そして、ついに札幌第一シートノックスタート。
監督から1本1本送られるノックを丁寧にさばく選手たち。 甲子園の土を踏みしめながら、あの夏のように笑顔でプレーしています。
西正さん:「本当に楽しかったです!甲子園の地に立ててプレーできて、本当に最高の思い出になりました」
翌日、兵庫県内の各球場で交流試合が行われました。
札幌第一高校のユニフォームに袖を通し、このメンバーでの本当に最後の試合です。
相手は甲子園出場回数 通算9回の強豪。鶴岡東。
晴天のもと試合開始。
札幌第一の攻撃はランナー一塁の場面で不動の4番主砲 西正真也。
3年間の思いを込めて第一打席に立ちます。
高めの球が続く中、迎えた4球目。
振り抜いた1球は1塁線を破りヒット!
チームの中心として役割を果たします。
ランナー1・3塁で続く5番高木、変化球をうまくとらえライト方向にチーム初タイムリー。
西正選手もホームに突入し2点目! 札幌第一に2得点が生まれました。
さらに、1番金野の豪快な一発!
ライトスタンドへ勝ち越しのソロホームランです。
これにはチームも大盛り上がり。
同点で迎えた最終回、札幌第一の攻撃は先頭打者・4番 西正。
泣いても笑ってもこれが高校野球最後の打席です。
試合結果は同点でした。
「みんなで最後笑って終われた。人生の宝物になりました。高校野球の悔いはもうない。これからそれぞれの道に進んでいく!」
西正さんは、力強いまなざしで話していました。
※掲載の内容は番組放送時(2023年12月7日)の情報に基づきます。