あれから3年、同じ悔しさを味わった全国の元高校球児たちが集合し、あの夏叶わなかった、甲子園でプレーできるプロジェクトが動きだします。
その名も“あの夏を取り戻せ!”プロジェクト。
発起人は、当時東京の高校でプレーしていた、あの夏の高校球児。
実行委員長 大武さん「あの夏を取り戻して、次に向かえるように…」
このプロジェクトには、当時出場するはずだった、2020年の独自大会で優勝した全国の高校のうち、42チームおよそ700人の元高校球児から参加表明がありました。
北海道からはクラーク記念国際高校、そして札幌第一高校の2校が出場。
西正さん:「当時の監督とメンバーで甲子園にたてるのでうれしかった」
このプロジェクトでは、参加選手の宿泊費や交通費・球場使用料など、およそ7000万円の資金をクラウドファンディングなどで調達。
スケジュール面から甲子園では、セレモニーと各校5分間のノック練習のみを行い、交流試合は兵庫県内の各球場で行うことになりました。
それでもあの夏にけじめをつけるには、これ以上ない舞台が整いました。
西正さん:「2020年独自大会決勝で自分たちの夏は終わったと思っていたが、甲子園で区切りをつけられる」