3月になると、シマエナガは〝恋の季節〟です。
群れの暮らしから、次々とカップルが誕生して、繁殖〜子育ての準備に入ります。
口にくわえているのは、鳥の羽ですね。
シマエナガは、鳥の羽や動物の毛、木に生えた苔などを使って、ニット帽のような、伸び縮みのする巣を作ります。
巣の表面には、苔などを使って外敵に見つからないように、巧みなカモフラージュをほどこします。
それでも、およそ7〜8割の巣がカラスなどに見つかって壊されてしまい、もう一度最初から作り直したり、時にはそのシーズンの繁殖をあきらめなくてはならない場合もあります。
シマエナガのヒナ、かわいらしいですねー。
多いときには、10羽くらい巣立つこともあって、親鳥たちは、ヒナたちを、1本の枝に並ばせて、順番にエサを与えます。ヒナがすらりと並ぶことから、〝シマエナガだんご〟と呼ばれます。
巣立ったばかりのヒナの顔は、真っ白ではなく、目のまわりがやや黒っぽくなっています…なかなか見ることが出来ない、とっても貴重な写真です。