2023.11.27

暮らす

【実験中!】新遊具に喫煙所まで 札幌・大通公園の未来はどうなる?

新ビル建設予定…でも市民の声は?

一方で、中島公園についても、今後の活用に関する検討が始まっています。

中島公園の周辺では、再来年の完成をめざし、国際的な高級ホテルが入る、地上14階建ての複合ビルを建設中です。

ビルの完成イメージ

また、札幌パークホテルを含めたエリアに建設予定の大規模な国際会議場は、コロナの影響で計画が延期されていましたが、来年度から検討が再開されます。

公園の利用者からはこんな声が。

「昔はスケートリンクがあったり、球場があったり、プールもあったりした。ビルを建てるのは、そういう時代の流れかもしれないけど、東京と同じにならなくてもいいと思う」
「いろんな外国の人が来れるようなオープンな場所になればいい」

「札幌・大通公園」の“らしさ”って何だろう

公園の整備に関しては、大通公園とよく比較される道外の公園があります。

名古屋の久屋大通公園は、1949年に整地工事が始まり、1955年完成。

中心部の名古屋タワーから南北に2キロほど伸びる公園で、大通公園とよく似ています。

老朽化などの理由で市民や観光客の足が遠のいていましたが、2020年に公園整備を民間の事業者から公募。

カフェや小売店など民間のノウハウを公園運営に活用し、ブランドショップやレストランの並ぶ姿に生まれ変わりました。
 
検討会メンバーでもある、北海商科大学の池ノ上教授の考えとしては、「人を集めるのが目的だった名古屋の手法が、札幌市にそのまま当てはまるかは疑問」とのことでした。

むしろ、周囲の商業施設の間で、「憩いの空間」としての機能が、より求められるのではとの意見です。

大通公園と中島公園のあり方の検討会は今後あわせて6回開かれ、2024年度中には改修後の姿が見えてくることになります。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年11月16日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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