2023.11.10
暮らす坂田課長は、「急な鹿の飛び出しによって、自動車や人に接触して事故になることがないように、何人か職員をつけて『見守り』をするというのが現状。危険な場所に行かないように、なるべく誘導できるようにしたい。川や緑地が近くにあれば、そちらの方に少しずつじわじわです」と話します。
東区に朝から居座っていたシカは、夕方、豊平川へと向かい、姿を消しました。
目撃からおよそ9時間後のことでした。
一部では、シカを麻酔で眠らせ移動させたほうが、早く解決できるという声もありますが、坂田課長は、「麻酔を打ってから麻酔がかかって眠るまでに、20分ぐらいはかかるんじゃないかと思います。その間に麻酔を打たれたショックで、びっくりして走り回る危険性もあるので、逃げ場がいっぱいあるような場合には、麻酔で眠らせて、ということにはならない」と話します。
札幌市内では、シカの生息数が増えているとみられ、市街地への出没と同時に、シカによる農業被害も出ています。
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