札幌市の定山渓温泉に「温泉街ならでは」という施設が完成しました。
思いが詰まった手作りの施設です。
連載「じぶんごとニュース」
札幌市南区の定山渓温泉です。
この温泉街に新たな足湯が完成しました。
新たな足湯が完成したのは、温泉街の真ん中にある定山渓病院の屋上です。
病院の経営企画部、岡田誠志部長が「定山渓温泉と同じ配湯を受けているナトリウム塩化物泉なのが特徴です」と教えてくれました。
きっかけは、温泉街にある病院という特徴を生かして、患者のために何かできないかと考えたことでした。
プロジェクトが始まったのは、6月のこと。
そして、8月から病院職員が手弁当で足湯作りに取り掛かりました。
2か月以上をかけ、10月11日、ようやく完成にこぎつけました。
紅葉を見ながら楽しむ足湯に、入院患者たちも大感激。
この病院では病棟ごとにミスト浴がありましたが、患者たちからは前々から、「お湯につかりたい」という声が上がっていたのだといいます。
足湯に浸かることは、なかなか病院の外に出られない患者たちの気分転換のほかに、治療の観点からも期待される効果が。
中西克彦院長は「定山渓温泉の食塩泉は体に優しい。高齢の方は冷え性の方が多いと思うが、非常に保温効果が高いことと、睡眠状態をよくするといわれているので、その効果が得られるといい」と話していました。
現在、足湯は入院患者のみの利用ですが、今後は、患者の家族なども利用できるように検討するということです。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年10月30日)の情報に基づきます。
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