北海道・空知から世界へ！介護施設で働く彼女の、もう一つの顔とは

「北海道に引っ越してきた年に、記録的大雪が降ってとても大変でした。スーパーに買い物に行くだけでとてもつらかったです」

笑顔で話してくれたのは、空知地方に在住の北川紗衣（きたがわさえ）さん。

福岡県出身・福岡育ちで、結婚を機に北海道で暮らし始めました。

笑顔が素敵な紗衣さん

北川さんは、普段は介護施設で調理補助として働いていますが、もう一つの顔が…

助手席でノートを見ているのがコ・ドライバー（※後述）の紗衣さん （写真は本人提供）

北川さんは、モータースポーツの一つ「ラリー」の全日本ラリー選手権（国内最高峰の競技大会）に出場する、コ・ドライバー(※）として活躍する選手です。

ラリーとは、一般公道を閉鎖して使用しＳＳ（スペシャルステージ）と呼ばれる複数の競技区間を1台ずつ順にタイムアタックし、合計タイムで勝敗を競います。

全日本選手権では、基本的に土日の2日間に行われ、競技区間の総走行距離は約50～100km以上、移動区間を含めると約300～1000kmと様々です。

1年間で全8戦開催され、地域ごとに距離や環境などが違うため、季節も違いその時の天気や路面状況に合わせた対応が求められます。

（※）コ・ドライバーとは、助手席に乗り、ドライバーに道案内や、速度の指示など運転をサポートする選手のことです。

紗衣さんの乗るラリーカー　シュコダ　FABIA R5（写真は本人提供）

最近では2023年9月に、帯広市や陸別町など十勝地方で「Rally Hokkaido」が開かれました。

競技中だけではなく、事務手続きや(北川さんの場合)ドライバー通訳やマネージャー業務など様々なサポートを行います。

ドライバーと打ち合わせする紗衣さん（写真は本人提供）