「職業妙」。それは、仕事人ゆえに陥ってしまう不思議な行動パターン。
“お客さん”としてショッピングに来たのに、ついつい商品棚の服を畳んでしまう販売スタッフ、メニュー表のデザインが気になって注文に時間がかかるデザイナー、マンションを見る度に坪単価と維持費を計算してしまう不動産営業・・・・・・。
多様な仕事・働き方を選べるいま、その道のプロフェッショナルにしかわからない「癖」が存在する・・・・・・!?
仕事で培った癖や着眼点は、もはや「職業病」ならぬ、「職業“妙(みょう)”」。
【妙(みょう)=不可思議なほどにすぐれている。巧みである】
今回、訪問したのは北海道ではドラッグストアや調剤薬局でおなじみの「サツドラ」さん。
そこで働く管理栄養士さんならではの「職業妙」を調査しに、札幌市東区の本社にお邪魔しました!
入社14年目の柳さんと入社9年目の宮本さんに、インタビューしました。
今日はよろしくお願いいたします!
柳・宮本 はーい! よろしくお願いします!
お二人は、管理栄養士さんとしてサツドラさんにお勤めなんですよね? どんな仕事をしているんですか?
柳:私は医薬品と健康食品の販売や売り場づくり、測定コーナーのご案内などを担当しています。「ヘルシー ワン」というオーダーメイドサプリの配合も行っているので、お客さまのお悩みを聞いて、食生活や生活習慣についてカウンセリングもしています。
宮本:私は本部に勤務していて、健康診断で問題があった社内の人に特定保健指導を行ったり、自治体との健康に関わる事業の一環で住民向けの栄養セミナーを開いたりしています。
ところで、管理栄養士として、ついついやってしまう、一般の人には理解できないクセみたいなものってありますか?
柳:たぶん、たっくさんあると思います!
ちょっと教えてください。
宮本:やっぱり、普段から常に栄養バランスを整えようとしちゃうんですよね。例えば、ビュッフェって好きな物を好きなだけ食べられるのが醍醐味なのに、つい栄養バランスを考えて、主食、主菜、副菜、みたいな感じでバランス良く選んじゃうんですよ。
柳:ぽっちゃりした人とか逆に痩せすぎている人を見かけると、普段食べてるものが気になりますね。あまりに不健康そうだと、勝手に食生活を改善してあげたくなっちゃう。
久々に会った友だちが「最近、太っちゃって」なんて言ってるのを聞くと、頼まれてもいないのに、「好きな食べ物は何?」とか食生活のカウンセリングをしたくなっちゃう。
おせっかいですね〜(笑)。
柳:管理栄養士は、みんな料理上手という目で見られるのですが、献立を考えるのは得意ですが、必ずしも料理が得意ってわけじゃないよね〜。ハードル上がっちゃう。
宮本:そうそう。家のご飯がすごいとかいうイメージをもたれてますよね。あと、管理栄養士っていうだけで、料理上手とかジャンクフードは食べないと思われがちなんですが、そんなことはぜんぜんないんですよ。
柳:だよね。ファストフードも食べますし。でも、リカバーの仕方を知っているので、脂っこいものを食べたら食物繊維をガンガン摂ろうとか、乳酸菌を多く摂っておけばいいとか、プラマイゼロにしようとしちゃうかも。
ジャンクフードを食べたら、罪悪感とかありますか?
宮本:ぜんぜんありませんよ! 食べてるときはもうおいしさに夢中で、そんなこと考えません。
今回取材をしたサツドラ管理栄養士監修のお悩み解決レシピ記事はこちら!