2023.10.28
暮らす実験中、北海学園大学の宗廣(むねひろ)みことさんは、町内会長の久保専一(くぼ・せんいち)さんに草刈りを企画した経緯を聞いていました。久保さんは、「子どもたちが遊びに来るのに、安全な場所でないと遊べない。10年前にここでブランコに乗っていた子どもたちがすぐそこでクマを見て」と教えてくれました。

この公園では、2012年、小学生が、この笹やぶにいるクマを目撃しているのです。

宗廣さんは、「子ども目線でも撮ったほうがいいのでは」と提案してくれました。
先ほどの半分ほどの目線の高さで、遊具の場所から笹やぶを見てみます。クマが見えないのはもちろん、その場所にカーキの服を着た学生が立っていますが、彼もはっきりとは見えません。

遊びに夢中になっていたら…放課後の夕暮れどきで暗くなり始めていたら…クマが動いて笹やぶが揺れても、気づかないかもしれません。
久保さんは10年前のクマ出没のニュースが印象に残っていて、町内会長に就任後、まちの安全を守りたいと草刈りを企画したのです。
草刈り当日。パネルを使って実験をさせてもらうと、予想以上の効果が実感できました。その様子と、実験を通した気づきは、後編の記事でお伝えします。
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【ヒグマフェス2023】
・11月3日(金・祝)10:00~18:00
・札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)北3条交差点広場
・無料、入退場自由
・詳細はホームページからご確認ください
・主催:北海道、事業実施:HBC
ただクマに怯えて暮らすより、あなたと大切な人の命や暮らしを守るために、正しい知識を学んでみませんか?
11月3日(金・祝)、札幌の地下歩行空間でお待ちしています。
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