は~いみなさん、ごきげんよう!Sitakkeの「お悩み相談コーナー」を担当しています、
北海道に試され続けている女装家・満島てる子です。

初回のお悩みに引き続き、今回が第2回目のお悩み相談コーナーよ。

いやなんとまぁ、前回は、初回にふさわしすぎるぐらいガッツリしたテーマだったわね、「人生の目的が見えません」って相談内容。
あたしまで、どうこたえようか考えている最中、自分の人生について割ときちんと反省しちゃいました。一瞬泣きそうになったわ。どうしてくれんのよ!(笑)
なんて言いつつも、書くのがとっても楽しいこのコラム。今日は一体どんなモヤモヤと出会うことになるのかしら。見ていこうと思います。

今回寄せられたお悩み

好きな人がいますが、どうアピールしたらいいかわかりません。どんなことをすれば振り向いてもらえるでしょうか。あと、気持ちを口にするにしても、何度目のデートで告白するのが正解なんでしょうか。

ちょっと……やだ……⁈

まぁたすごいの来てんじゃん。「ザ・恋愛」って感じ!

前回と違う意味で戦闘力高いじゃないのよこれ。なんていうか、とってもまぶしくない⁈さながら太陽。
あたしがなくした(そして多分たくさんの人がなくしているはずの/笑)、恋について思い悩むまっすぐなエネルギーだったり、「相手と結ばれたい」という真摯な願いだったりがバンバン伝わってくるというか。

だって告白ですよ、「告白」。
この単語だけで考えても恐ろしくピュアでまぶしいじゃないですか、もう...どピュア‼

相手に好きな気持ちをあの手この手で伝えることに“真剣に”悩んだの、みなさん最近だといつでしたか?
あたし、もう年単位でナッシングかもしれない……
そんな枯れ女装からすれば、この投稿、輝いて見えて仕方ないんですよね。
嗚呼、あまりの光の前に灰と化してしまいそう(妖怪かよ)。

さて、とはいえ、そのキラキラさにあてられてる場合じゃないのよね。
この相談のキモである「どう気持ちを伝えるか」って、恋に落ちたことのあるすべての人間が一度は苦悩し苦悶する、永遠不滅の大問題だと思うの。今回は、その問題にぶち当たって思い切りくだけたことのある者のひとりとして、あたしなりの回答をさせてもらいますね。

あたしなりのAnswer

まず「告白したい、振り向いてほしい」という純な気持ち、とっても素敵です!
大事にしてほしいし、ぜひ願いをかなえてほしいな。
で、そんなあたしの気持ちを前提としたうえで聞いてもらえると嬉しいんだけれど……。

「どんなことをすれば振り向いてもらえるでしょうか」という悩みには、あたしは満足にお答えすることができません。

だって、必勝のアピール方法なんて、びっくりするほど恋愛には存在しないんだもの。
あるなら自分が知りたいぐらい!(笑)

どれだけこちらが相手のことを好きで、どんな素敵なデートをコーディネートして、おしゃれして、楽しく会話を盛り上げても、いいときはいい、だめなときはだめ。――それがどうやら恋路らしいのよ。
(あいつんちのこたつ布団、涙でべしょべしょにした日のこと思い出すわぁ……)

振り向くか否かは、追いかけられている側にすべての決定権があるのよね。

つまり、相手がどう反応するかなんて、向こうも他人なわけだしおそらく一生わからない。
だとすれば方向性を変えて、どんなアプローチが自分らしいか、自分がやってしっくりくるかと、おのれ目線でやり方を考えてみるといいんじゃないかしら。
例えば、あなたの趣味に誘ってみるとかから始めてもいいと思うのよ。
そんな発想の転換を、投稿者さんには第一におススメしたいです。

そのうえで、さらにアドバイス。

あなたらしい方法で、臆さずに伝えてみて。

アピールするにあたって、好意ははっきり伝えたほうがいいと思います。
たいていの人間、割と他人の気持ちに鈍感だったりもするし、そうでなくても自分のことで精いっぱいだったりするじゃない?
さりげなく何かするとか、よっぽど勘がいい人じゃないと気付かなかったりするのよね。

だから「あ~やっぱあんたのそういうとこ好きだわ」とか、どんなタイミングでも軽口めいてでいいのできちんと言葉に出して、何度でも“カジュアル告白”しちゃった方が、相手にはあなたの気持ちも確実に伝わる気がするの。 勇気はいるけどね。

そんな“カジュアル告白”も含め、いろんなやり取りを積み重ねてみてください。
そして、自分と相手の気持ちが一番高まったデートの時に(それが3~4回目ぐらいにくるってのが通説なんだろうけど/笑)、「パートナーになってください」と想いを打ち明けてみるとベストなんじゃないかしら。
大好きだと思える人と出会うのって本当に貴重なことだから、あなたらしい方法で臆さずぜひ伝えてみてくださいね。

まとめ

てなわけで、今回はとってもまぶしい恋の相談でした。
書きながら自分の恋愛エピソード振り返ってみたんだけれど、全部ロクなもんじゃなくて愕然としたわよ。
誕生日プレゼントがふりかけだった話とか、いつか話したいわね~。
ではでは、次の回もお楽しみに。みなさん、Sitakkeね!

文|満島てる子
(オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。LGBTパレードを主催する「さっぽろレインボープライド」の実行委員を兼任。)

<バックナンバー>
お悩み相談#1 なんだか自分が空っぽになったような気分。どうしたらいい?

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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