2023.11.23

出かける

雨の日や冬のお出かけにおすすめ!子どもが楽しく学べる室蘭の図書館・科学館

札幌在住ライターであり、小学生女子のママでもある筆者が、親子でたびたび訪れている「DENZAI環境科学館・室蘭市図書館」(愛称「えみらん」)。図書館と科学館それぞれに感動する工夫がたくさんあって、行くたびに「こんなにすてきな時間をありがとうございます!」と感謝したい気持ちになる大好きな場所です。まだ行ったことがない方、親子で楽しめるスポットを探している方へ、今回は「DENZAI環境科学館・室蘭市図書館(以下、えみらん)」の魅力をお伝えします!

雨の日や、これからの寒い秋冬時期のお出かけ。親子でどこへ行く?

暑すぎる夏が過ぎたと思ったら、朝晩は寒いくらいの日もある北海道。休日のお出かけ先も、公園やキャンプなどのアウトドアから屋内施設へと候補が変わってくる時期ですね。「でも、毎回行き先が決まっていて自分も子どもも飽きてきちゃってる……」というママへ提案したいのが、室蘭市にある「えみらん」!

札幌から車で約2時間、ちょっとしたドライブがてら行ける「えみらん」は、筆者が親子で何度も通っているお気に入りの場所です。

1日中過ごせちゃう「えみらん」が最強!

最新鋭のプラネタリウムは子どもにも大人にも人気!

「DENZAI環境科学館・室蘭市図書館」、愛称「えみらん」は、2021年12⽉にオープンした室蘭市の合築施設。1階には約15万冊の蔵書を誇る「室蘭市図書館」、2階には“ものづくりのまち室蘭”を象徴する「DENZAI環境科学館」があり、地元のみなさんにはもちろん、市外の方からも広く親しまれています。まだオープンして2年弱とあって、館内は真新しく居心地がいい! 屋内施設のため、天候関係なく過ごせるのはこれからの季節にうれしいポイントです。

「DENZAI環境科学館」のここがすごい!

筆者は札幌在住ですが、「えみらん」に行くときは、開館から閉館まで丸1日過ごすつもりでドライブ予定を組みます。それでも、帰るときには娘に「まだ時間が足りない!」と文句を言われることも……。科学館も図書館もそれぞれワンフロアのみで、同様の施設に比べて決して大きくはありません。それでも娘が目を輝かせながら長時間過ごせるのには、いくつかの理由があります。

子どもの反応にすかさず「いいねぇ、その考え!」施設スタッフさんたちが驚くほど親身でていねい

旧館から受け継いだ『ゾウさんのつなひき』では電磁石の力を体験!

最近では道内の科学館や博物館などいわゆる“学び”の施設でも、体験型展示が多くなりました。楽しく学べて魅力的なのですが、「なぜそうなるのか」「この展示の意図とは」など、低年齢では理解が少し難しい説明文で書かれていることも多く、「読み飛ばしてしまうのがもったいないな……」と感じることも。

そこをカバーしてくれるのが、「DENZAI環境科学館」の施設スタッフさんたちの存在。「これはどうやって体験するんだろう?」と戸惑っていたら、さりげなく話しかけてサポートしてくれたり、「どうしてこの現象が起きるんだと思う?」と子どもに思考を促してくれたり、とにかく親身に接してくれます。

実際に、「○○だからかな?」と何気なく発した言葉に「いいねぇ!」とすかさずリアクションしてくれたことが娘の自信につながったようで、今では色の三原色や光の屈折については私より深く理解できています(笑)

気づけば理科が好きになる!実験・工作イベントに夢中

月替わりの工作や実験教室が充実していることも、「DENZAI環境科学館」の大きな特徴。ペットボトルロケットの発射や、ドライアイスを使った実験など、自宅ではなかなかできないことに挑戦させてくれるのがありがたい……! いつ行っても新しい体験ができるので親も子もワクワクしますが、陰の努力や準備を思うと、スタッフのみなさんに頭が上がりません。

「室蘭市図書館」のここがすごい!

我が家では、午前中から昼過ぎまで科学館を満喫し、遅めの昼食を挟んだあとに1階の図書館へ移動するのがお決まりのコース。札幌にももちろん図書館はありますし、よく行きますが、この「室蘭市図書館」ならではの空間が親子で大好きなんです。

絵本・児童書コーナーがとにかく広い!

館内に入ると、すぐ目に入るのが子ども向けの児童書や図鑑、絵本が並ぶコーナー。本棚が子どもの目線でも見やすい高さになっていて、表紙が見えるよう陳列されていたり、棚のすぐ近くにソファが設置されていたり、親子にうれしい工夫が随所に感じられるつくりになっています。

札幌の図書館で何ヶ月も予約待ちしている本がしれっと並んでいたりして、親子で興奮することも(笑)

未就学の小さなお子さんといっしょなら、隣接する『おはなしのへや』へ。靴を脱いでリラックスしながら本を読めます。読み聞かせや手あそびなどのイベントが開催されることもあるので、あらかじめ日程をチェックしておくといいですね。

大人も読書に没入できる閲覧コーナーは、ぜひパパママ交代で

なにより筆者が惹かれるのが、窓際沿いのソファ席! 周りが気にならないよう、背もたれが高めになっていて、読書に没入できる感じが本好きにはたまりません。とはいえ、子どもの見守りは必須なので、我が家では夫と交代で自分の読書タイムを設けるようにしています。

本当は毎週でも通いたい!「えみらん」で読書&サイエンスの秋を過ごしてはいかが?

屋外にも科学館の体験コーナーが!

「えみらん」に出会って以来、「どこでもドアがあったらなぁ」と何度思ったことか……。札幌から距離がある分、年に何回も行けるわけではありませんが、登別温泉に泊まったり、室蘭市内でキャンプをしたり、小旅行を兼ねてたまに訪れることが家族の楽しみになっています。

室蘭市内や近郊に住んでいて「まだ行ったことがない」という方も、札幌から足を延ばしてお出かけしたい方も、ぜひ秋以降の親子レジャー先に「えみらん」を加えてみてはいかがでしょう。

えみらん(DENZAI環境科学館・室蘭市図書館)
■住所:北海道室蘭市本町2丁⽬2-1
■電話番号:【DENZAI環境科学館】0143-22-1058、【室蘭市図書館】0143-22-1658

※掲載の内容は取材時点(2023年9月)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。

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文:haruka
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【ライター:haruka PROFILE】
旭川出身・札幌在住のWEBライター。旅行会社に就職するほど、旅やお出かけが大好き!コロナ禍をきっかけに、「自分も周りも大切にできる旅とは?」と少し意識の変化も。小さい子どもと快適に旅するアイデアも日々考案中。

【画像】室蘭市図書館、筆者撮影

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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