2023.09.07
出かける連載「#ソロ飲みのススメ」では、アルコール全般をこよなく愛するライター・オサナイミカが、北海道で暮らす女性(もちろん男性も)たちの、”ソロ飲みデビュー”を応援すべく、ソロ飲みにぴったりなお店をご紹介していきます。
大通中心部・市電通り沿い、今年の3月にオープンした【蕎麦ひとすじ】。こだわりの手打ちそばはもちろん、ちょこっとつまめる『そば前』と、全国各地の日本酒が楽しめる老若男女問わずに人気の店で、すでに常連客もいらっしゃるそうですよ!
それもそのはず!そばを打っているオーナーの黒島さんは、元々すすきの(後に西15丁目に移転)で“蔵美庭gravity”という、日本酒と蕎麦が楽しめるお店をやられており、その横にいる真理絵さんは、蔵美庭が移転したあとの店舗で『お数や てまり』というお店をやられていたので、ファンも多いのです。
コロナ禍や人員不足の影響などもあり、蔵美庭は一度閉め、改めて『蕎麦』をメインに味わうこちらのお店をオープン。
入口付近にテーブル席、その奥にカウンター席があります。入口から直接見えない場所なので、決して広い店ではないのですが、なんとなくホッとできる空間なんです。
ちなみにこちらはカウンター奥から、入口方面を撮影した図、
この壁のカウンター席も、蕎麦や酒、そして自分に向き合いたい時に良いかもしれない・・・(笑)
蕎麦屋なので、蕎麦だけ食べて帰るのももちろんOK!
だけど、蔵美庭時代を知っている人なら、『そば前』と日本酒は外せないのです!
こちらのメニューを見ると、『おつまみ三品とおまかせ日本酒セット』というメニューを見つけましたので、さっそくオーダーしてみました。
この日お任せで出てきたのは、前店舗の名前にもなっているGRAVITYという名のついた栄光富士。酒器が小さく見えますが、受け皿にもたっぷり入っているので、ご安心を(笑)
華やかな香りと、シュッとしたキレと酸のある、1杯目にピッタリな味わい。
日本酒は常時30~40種ほど用意しておりますが、数種類飲みたいと思っている方は、黒島さんや真理絵さんにお任せするのが一番かと!!
ちなみにひとすじさんの日本酒は、何を飲んでも一律650円!時々、え?これも650円でいいんですか?という銘柄が潜んでいたりします(笑)
アルコールを頼んだ方にはお通しが付きます。
こちらは、そばの実のおひたし。この日は埼玉産の蕎麦の実とのこと。コリコリとした食感と蕎麦の香りが、日本酒を進めてくれます。
おつまみ3品盛は、レギュラーメニューにもある、しいたけ甘煮&カモ炙り、そしてその日によってかわる1品、今日は甘エビの天日干し。
思わず箸上げしたくなる存在感(笑)
それにしてもこの3品、日本酒1杯じゃ足りない内容です(笑)
こちらは以前より人気の1品だった、キツネゴルゴンゾーラ!蕎麦蜜がかかっていて、ホントにクセになる味わいなんです^^
日本酒がウリの店ではありますが、実はビールも外せないのです。前店舗からこだわっていたこの、うすはりビアグラス、健在でした!!
このグラスで飲むと、いつも以上に美味しいのです。さらに中身がSORACHI1984に変わって、ますます個人的に好みになっていた(笑)
ビールを飲んだら、天ぷらが食べたくなってしまい、追加オーダー
天ぷらも1品からオーダーできるのもソロ飲みに嬉しい^^
ちなみにこちらはピュアホワイトの天ぷら。ただでさえ甘いとうもろこしが、ますます甘さアップ!!9月末くらいまでの限定ですので、気になった方はお急ぎください。
もちろん〆はもり蕎麦で。のん兵衛はまず、塩で食べます!(断言)
そうすると蕎麦の香りと甘味が口の中いっぱいに広がって、また飲まさるのです。
この日は浦河産の蕎麦を殻ごと挽いた『挽ぐるみ』だったので、より蕎麦の風味が際立ちました。
ちなみに蕎麦の種類は、だいたい2,3日で変わるそうです。
そば湯には、蕎麦を打った時に出てしまう切れ端などを入れているとのことで、かなり濃厚でした!
よく、蕎麦屋で一杯ひっかけられたら一人前という言葉を目にしますが、ひとすじさんは飲む方、大歓迎な店ですし、女性1人でも入りやすい雰囲気なので、蕎麦屋で飲んでみたかった!というビギナーさんにもオススメですよ!
※蕎麦が早めに無くなることもあるので、夕方以降は一度電話を入れてから行くことを、オススメします。
〇大通の路面店で入りやすい
〇蕎麦屋なのでおひとり様利用も多い
〇カウンター席が店舗奥なので、なにかと落ち着く
〇どの日本酒を頼んでも一律料金
【蕎麦ひとすじ】
札幌市中央区南1条西4丁目NKC1-4ビル1階
電話番号 011‐252‐7877
営業時間 11:00~22:00(ラストオーダー21:30、ただし蕎麦が売切れ次第、閉店)
定休日 火曜、お通し代500円(アルコールオーダー時)、禁煙
★公式Instagram
連載「#ソロ飲みのススメ」
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文・写真:オサナイミカ
Edit:Sitakke編集部ナベ子
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【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。
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