アタマの後ろに見えるシッポが……なにかにみえてきませんか？【シマエナガあるある】

今週も 「北海道3大かわいい動物プロジェクト」 に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。（2023年８月28日〜９月１日ピックアップ分）

「笑う源氏パイ」って言われちゃった…

撮影：@route58 さん

エゾフクロウが、笑っているように見えますねー、かわいらしい！
@route58 さんのキャプションには、「笑う源氏パイ」って書いてありました。
〝源氏パイ〟をどれくらいの方がご存じかはちょっと不明ですが、私は祖父母の家に遊びに行くと、当時、フタがついた、リンゴをつぶしたような形の木のお菓子入れに、必ず〝源氏パイ〟が入っていたのを覚えていたので、笑えました。わからない方は、ぜひググってください。〝源氏パイ〟に見える部分は、遠くのちいさな音を集める〝パラボラアンテナ〟のような役割をしています。顔面で、ネズミが出すような小さな音を集めて耳に送って、獲物の居場所を知り、狩りをするのだそう。次からエゾフクロウを見る度に、〝源氏パイ〟を思い出してしまいそうです。

タヌキ寝入り？ キツネ寝入り？ …どっち？

撮影：@takashi_okashi さん

どうやら子ギツネちゃん、この体制で、寝てしまっていたのだそうです。そんなことって、あるのですねー、柵（？）にもたれかかって、この寝顔って…？
猟師が鉄砲を撃つと、弾が当たらなくても、タヌキは死んだふりをして、猟師が油断をしている間に逃げちゃう「タヌキ寝入り」っていう言葉があります。
この「タヌキ寝入り」、実は英語だと「Fox Sleep」と言うのだそうです。英語だと「キツネ寝入り」と言って、「他の人に対して無関心なふりをする」「眠っているふりをしながらも、話に聞き耳をたてている」という意味なのだそう。そう言われると、キツネって、寝ながらも、耳だけが動いてるときってありますよねー。

〝ウグイス色〟って、本当はどんな色？

撮影：@forest_limit さん

美しいお写真ですね、メジロです。英語では「Japanese White-Eye」と訳されることもあり、目のまわりの白が目印です。
メジロの、〝抹茶〟のような明るい緑が、いわゆる〝ウグイス色〟と思われている場合があるようです。まあ〝うぐいす餅〟などは、明らかに明るい緑ですよねー。でも、ホンモノのウグイスは、かなり茶色に近いことから、昔の人は、メジロとウグイスを間違っていたのでは？っていう〝説〟もあります。
花札でも「ウメにウグイス」の絵柄が描かれていますが、ウグイスが〝抹茶〟のような、明るい緑色に塗られていますね。でも、梅の花に集まるのは、花の蜜を吸うメジロで、ウグイスは虫が大好物なので、花に集まることはあまりありませんね。だからといって昔の人が、ウグイスとメジロを間違えるはずもなく、きっとサービス精神たっぷりな方が、ウメの花に、〝抹茶色〟の美しい鳥が来て、「ホーホケキョ」って鳴いたら、春っぽくて良いだろうなあ、っていう願望からの〝フィクション〟だったのではないでしょうか？

２頭身？ ２.５頭身？ あどけない子リスちゃん

撮影：@maruneko280 さん

かわいい、エゾリスですねー。顔というか、アタマが大きくて、２頭身か、２.５頭身か。これは子リスちゃんの特徴ですね。エゾシマリスは冬眠しますが、エゾリスは冬眠はしません。なので冬の間に食べる食料は、夏から秋にかけて、地面に埋めておき、それを冬の間に掘り出して食べるのです。土に埋めた食べ物の場所を、良く覚えておけるものだと、その記憶力に、いつも感心させられます。
万が一、埋めたのを忘れてしまっても、そこから木の芽が出るからそれはそれでＯＫですしねー。

残念ながら…チョンマゲに見えちゃう〝シマエナガあるある〟

撮影：@oiz_photograph さん

シマエナガちゃんのアップです、かわいらしいですね。アタマの後ろに見えるシッポが、残念ながら…チョンマゲに見えちゃうという〝シマエナガあるある〟です。
９月、はじましましたねー。大雪山で暮らすエゾシマリスやエゾナキウサギなどは、冬支度で忙しい毎日を過ごしていることでしょう。顔のまわりに、黒や茶色の斑点が残っていた、ことしの春に生まれたシマエナガの赤ちゃん達も、だんだん顔が真っ白になり、〝雪の妖精〟に姿を変えつつあります。

文：インスタグラム「北海道３大かわいい動物」プロジェクト事務局 ／ ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。