2023.09.08
ゆるむ旭川市の隣の東神楽町に、高さ3メートルを超える大きなクマのオブジェが完成しました。
使われた材料はマチの特産品にも関係する「あれ」です。
連載「クマさん、ここまでよ」番外編
つぶらな瞳に、何かを語りかけるような優しい口。
最後の身だしなみを終えて…
「完成ですね!拍手」
高さ3.2メートルの大きなクマのオブジェ、「かぐらベア」の完成です。
米どころ、東神楽町の田んぼ1区画分、およそ180キロの稲わらで作ったアート作品「わらアート」です。
東神楽町は、農業の開拓が始まって130年を記念して「わらアート」を制作しました。
「かぐらベア」は東神楽町とNPOの「わらアートJAPAN」との話し合いから生まれました。
「わらアートJAPAN」の宮島慎吾理事長は、「日本は米の国なので、米と絡む素材で。地元の協力がないとできないので、地域とのコミュニケーションができるようになる」と話します。
制作には、去年町内で収穫した「おぼろづき」のワラを乾かしシート状に編み上げたものを使いました。
町民や夏休み中の学生たちも、ボランティアで手伝ってくれました。
町民ボランティアは、「やっていることは地道なんですけど、実際に形になるのを見ると面白い」
学生ボランティアは、「ワラは昔から日本の文化に根強く残っているものなので、それをリアルに体験できるボランティアに興味があったt
と話していました。
地元の材料で地域をつなぐ「わらアート」です。
連載「クマさん、ここまでよ」番外編
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月9日)の情報に基づきます。