2023.08.24

出かける

【北海道・利尻島】夏のごほうび!最北端の日本百名山「利尻山」に挑んだからこそのおいしさ3選

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
山登り初心者でも楽しめる、お手軽✕絶景の山をご紹介します。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

第7回は、日本最北の百名山「利尻富士(利尻山)」。
山頂までの道のりは1本目2本目の記事でご紹介しました!

この記事では山頂でいただいた、おいしい山ごはんと、下山後にとっておいた夏の利尻ならではのお楽しみをお伝えします!

山ごはん

何も見えなくても雨風が強くても、とにかく山頂!
ここでお楽しみの、山ごはんの時間です。

今回は、悪天候のため料理の予定を中止しました。
しかし、今までの登山の中で一番の疲労…何もかもがいつもよりもおいしく感じました!

まずは、ホテルの方々に用意していただいたおにぎり。
鮭おにぎりに海苔が巻いてあるものと、梅おにぎりにとろろ昆布が巻いてあるもの!

おにぎりにとろろ昆布を巻く発想は新しい。

あああ…おいしい。本当においしい。体が求めていたよ。君のこと。
お米の甘みを普段より強く感じました。

本当は山頂で焼きおにぎりをする計画で、網と火を準備して行ったのですが、断念。
しかし、そんなのどうでもいいくらいおいしかった。

次に、デザートもしっかりといただきます。

札幌にあるマフィン店「山といっぷく」。
店主のお兄様が利尻島出身で、マフィンに利尻山の絵を描いたらしいです。

故郷に無事連れていくことに成功しました!

すごくすごく幸せな気持ち。
利尻山に登るために筋トレや有酸素運動をおこなってきたので、無事にたどり着けて、安堵の気持ちでいっぱいでした。

下山

そう、山は登ったら終わりじゃありません。下山があります。

ごはんを食べたりトイレを済ませたりしているうちに、すっかり体が冷えてしまい、寒い...。

とにかく早くお風呂に入りたくて、一度も座らず下山しました。写真も1枚もありません(笑)
個人的には下山がかなりつらかったです…。
大きな岩や急斜面が多く、走ることも出来ません。

体を冷やさない工夫と、下山のときに食べられる行動食をしっかり残しておくことを推奨します!

生きて帰れた(涙)

最後に、下山後のごほうび。
どうしても夏に来たかったのは「ウニ」のためでもあります。

おつかれ山でした!

利尻富士の「言いたいことは山々ですが」

図らずも人生初の雨登山が利尻富士になりましたが、雨の登山も意外と良いですね。
より自然の中に身を置いている感覚を味わえました。あと虫もいないし涼しいし、混んでいない。

もちろんしっかりと安全を考慮しなければいけないですが、「楽しい!おいしい!」だけじゃない登山を知って、すこし成長した気がします。また来る理由ができました!

それにしても、どうして小学生のときって、足が速い子がモテるのでしょうか。
完全に偏見ですが「そろばんの使い方が上手」とか「字がきれい」よりも、好きになる理由として「足が速い」が多い気がします。

なぜなのか歩きながら考えていました。若い分、生存本能というか野生の感のようなものが強く残っているのでしょうかね。それとも人前で走る機会が多いから?足が速いと自信がついて人に優しくできるから?

足が遅い私はそんなことを悶々と考えながら、何人ものソロハイカーに抜かされました。
うむ、たしかにカッコ良い。
そんな小さな劣等感は、絶景とおいしいごはんで吹っ飛ばしちゃいましょう!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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