2023.07.20

育む

1000平米の屋内遊具が300円で遊び放題!札幌近郊に新スポット「大人にも配慮」がうれしいあそび場「はれっぱ」【渕上パパが行く、公園ブラボー#12】

4歳と0歳の2児の息子の父であるHBCアナウンサー・渕上紘行が、北海道内の公園や遊び場を巡る連載「公園ブラボー!」。

子育て世代におすすめの遊び場情報を、自称“公園ハンター”がご紹介します。

子育て真っ最中の私が出会う、思わず「ブラボー!」と叫びたくなる、公園や遊び場をひとつでも多くご紹介していきたいと思っています。

まさに公園を“ハント”していく気分でお読みくださいね!

今回訪れたのは、子ども室内遊戯施設「はれっぱ」(空知・南幌町)

札幌から車で45分ほど。

のどかな田園風景が広がる南幌町の市街地に2023年5月、待望の子ども室内遊戯施設『はれっぱ』が誕生しました。

「はれっぱ」という名称は公募で選ばれ、”晴れた日の原っぱで遊ぶ様子”をイメージして、地元の小学生が命名したものです。

道産カラマツを使って作られた木造平屋建ての屋内は、気持ちの良い木の香りと温もりに包まれていて、有料の遊戯エリア「きゃべっちパーク」無料の休憩エリア「MINAスマイルゾーン」 に分かれています。

今回は連日大にぎわいとなっている遊戯エリア「きゃべっちパーク」を中心に潜入し、ブラボーを見つけてきました!

ボーネルンドの魅力がつまった「アクティブゾーン」

遊戯エリア「きゃべっちパーク」には、“アクティブゾーン”“木育ゾーン” の2つがあります。

思いっきり身体を動かして遊べる“アクティブゾーン”を監修したのは、知育玩具や遊具で有名な 「ボーネルンド」

今年3月『北海道ボールパークFビレッジ』内に遊び場をオープンしたことでも話題になりましたよね。

「森のツリーハウス」は、高さ5メートルの大型コンビネーション遊具。

もちろん滑り台もありますが、金属棒につかまってクッション性のある地面に一気に着地すれば、気分はまるで消防士さん⁉

上から飛び降りるようなスリルも味わえます。

手前に見える金属の棒を使って降りることもできる

近未来的なデザインの遊具は「森のドーム」。

“令和版ジャングルジム”とでも言えるでしょうか⁉

金属の支柱とロープでできていて、ロープを掴みながら一周回ってみるなど、想像次第でさまざまな遊び方ができそうです。

室内ではなかなかお目にかかれない遊具。私は初めて見ました!

トランポリンのようなマットの上で飛び跳ねながら走れる「エアトラック」に、

エアトラック

「綱渡り」のように、ピーンと張ったベルトの上をバランスを取りながら遊ぶ「スラックライン」も。

スラックライン

「スラックライン」はアスリート選手の練習風景では見たことがありますが、遊戯施設に設置されているのは、こちらも初めて見ました。

もちろん、43歳のおじさんも挑戦!
バランスをとるのが想像通り難しい!2~3秒であえなく落下…してしまいました。

ですが、気づけば大人も子どもも夢中になってしまうこと間違いなし!

赤ちゃんも安心、癒しの空間「木育ゾーン」

はれっぱの丘

“木育ゾーン”は赤ちゃんもゆっくり過ごせる落ち着いた空間。

つい触ってみたくなるような木製おもちゃが40種類以上揃っています。

おもちゃを通して豊かな出会いの場を作り出す『東京おもちゃ美術館』監修のもと、国内外のメーカーが手掛けた木製おもちゃが集まっているのです。

「はれっぱの丘」は、小さいお子さんでも登ったり降りたりして楽しめる築山のような存在。

カーブドミノ

球体がぶら下がったカラフルな「カーブドミノ」は、心地よい音・動き・色彩を楽しむドイツのメーカーが手掛けるおもちゃです。

息子(4歳)のお気に入りは木製ボールプール。

卵型の木製ボールに寝そべると、“木曽ヒノキ”のいい香りとひんやりした質感がたまらなく気持ち良いようです。

ブラボーポイント!大人にも優しい、さりげない気遣い

今回『はれっぱ』で私が見つけたブラボーポイントは、子どもに付き添う私たち大人への配慮についてです。

「アクティブゾーン」を取り囲むように、窓際には長椅子が設置されていて、座ったまま子どもを見守ることができます。

子どもより先に疲れてしまった大人の休憩場所が、常に用意されているのです。

これなら「もうそろそろ帰ろうよ」と急かすことなく、子どもたちが心ゆくまで遊ぶ姿を見届けることができますよね。

また、鍵付きの無料ロッカーや荷物を入れられる棚も数多く設けられていて、荷物の多い子連れには本当に助かります。

無料の休憩エリア「MINAスマイルゾーン」も明るく開放的な作りで、自由に利用することができます。

コーヒーショップ『ドトール』も併設されているので、ドリンクを飲んでホッと一息つくことも。

窓際のカウンターテーブルには埋め込み型のベビーチェアを発見!これなら離乳食も食べさせやすそうです。

『はれっぱ』の細やかな心遣いにブラボー!!

さいごに……

子育て支援に力を入れている南幌町が、ニーズに応えたいと4年の歳月をかけて完成した『はれっぱ』。

南幌町に話を聞くと「気軽に集える場所」として、町内はもちろん町外からも予想を超える多くの利用客が集まっているそうです。

温泉やキャンプ場など南幌町で従来から親しまれる名所もありますが、『はれっぱ』のオープンは町外の利用客が南幌町の市街地まで足を運ぶきっかけになっているとのこと。

将来的には「まちづくりの拠点になる交流の場にしたい」という願いが込められています。

『はれっぱ』は、南幌町の“まちおこしへの本気”を大いに感じる全天候型のブラボーな空間でした!

公園ハンター・渕上”のブラボーチェック(最大5つ星)

こどもあそび度 ★★★★★
パパママ充実度 ★★★★★
おすすめ年齢  赤ちゃん~中学生

〈ブラボーポイント〉
・道産木材を使用した延べ床面積1000㎡の木造施設

・空知エリア初出店の『ドトールコーヒー』も併設

・きゃべっちパーク料金(予約不要・入場制限あり)
 子ども(1歳~中学生)300円(南幌町民100円)
 おとな(高校生以上)無料 
※0歳児と付き添いは無料

・開館時間10時~18時、休館日 第3月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・年末年始

・水曜木曜と、午後の遅い時間帯が比較的空いていてオススメ!

・屋外の花園中央公園にも大型コンビネーション遊具あり

・駐車場有(無料・約230台)

公式HP
南幌町子ども室内遊戯施設「はれっぱ」
***

文|HBCアナウンサー 渕上紘行(ふちかみひろゆき)

テレビ「ブラボーファイターズ」「今日ドキッ!」やラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」「鶴岡慎也の焚き火トーーク」など北海道日本ハムファイターズに関する番組を中心に、野球・サッカー・スキージャンプ・バスケ・高校ラグビー・ゴルフとHBCのスポーツ中継全般に携わる。入社20年目、神戸市出身。Instagramも更新中!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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