今年、増えている自転車の盗難。みなさんの自転車は大丈夫ですか?
街を走る自転車。駐輪場にも、多くの自転車が並んでいるのを見かけます。
生活の足として、通勤、通学に便利なモノですが、マチの人からは…
「スーパーで買い物してたら盗まれて…。警察に行ってもう見つからないなと思って、新しい自転車を買ったら、その日の午後にパチンコ店の交換所の前に乗り捨ててあった」
「お母さんが盗まれた。駅に置いていたらそのまま盗まれてしまって、盗んで何がしたいんだろうなっていうのは、(犯人に)聞いてみたいです」
など、「盗難」についての声が聞かれます。
迷惑極まりない自転車の盗難、実は今年は特に多く発生しています。
北海道警察本部によると、自転車の盗難は、コロナ禍もあり減少傾向でしたが、去年は急激に増加。
さらに今年は5月までの盗難件数が、去年と比べ1.6倍にもなっています。
急増する自転車の盗難、その理由と対策を調査しました。
6月、札幌大学の駐輪場で、警察官が自転車の盗難被害防止のための防犯診断を行いました。
自転車を盗まれないためのチェックポイントのひとつ目が「ツーロック」、鍵をふたつ付けることです。
鍵がひとつでは、破壊や切断されて盗まれる可能性が高いため、ふたつ以上の鍵をつけるよう呼びかけています。
防犯診断に参加した学生は、
「意外とツーロックしてる人が多い印象だったが、盗めそうなものも何台かあるので、自分も気をつけなきゃなと思う」
「あすからはちゃんと二重ロックにしたいなと思っている」
と、チェックポイントを確認していました。
対策のもうひとつが「防犯登録」です。
法律で義務付けられているため、通常、自転車を買った時に登録することがほとんどですが、自転車をインターネットで買ったり、個人で譲り受けたりした場合は、自分で自転車店などで申し込む必要があります。
北海道警察本部生活安全企画課の篠田智之警部は、「防犯登録をすることによって自転車と所有者の情報が紐付くので、盗まれたり、放置自転車として発見されたりしたときに、すぐに所有者に返還することができる。盗難の被害を防ぐ効果もあるので、ぜひ登録していただきたい」と話します。
では、なぜ今、自転車盗難が増えているのか?その背景には、意外な国際事情がありました。
さらに、鍵をつけていても盗まれる事例も。被害を防ぐ一工夫「アースロック」とは?
続きは後編の記事でお伝えします。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年7月6日)の情報に基づきます。
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