色は“無言のメッセンジャー”と言って、人は色から連想するイメージを脳が勝手に受け取ります。つまり “普段何気なく着ている服の色=周囲から見たあなたのイメージ”になることが考えられます。色の効果を知って、その場面に合わせた色を取り入れると、見られたいイメージや自分の雰囲気までもセルフコントロールできるようになります。
今日は札幌在住・ファッションスタイリストの筆者が、ファッションに役立つ、意外と知らない色の影響について5つのクイズ形式でご紹介します。
A:黒
B:ネイビー
正解:B
ネイビーは誠実さを感じさせる色なので、人とのコミュニケーション、特に1対1のコミュニケーションをスムーズにする効果が期待できます。また、心身を落ち着かせ長時間の集中力を助ける色なので、単純作業や頭脳労働の場所で使うのも◎ 集中力を乱さず冷静な判断力で、飽きずに的確な仕事を進める効果が期待できますよ。
A:黄色
B:白
正解:A
黄色は明るく楽しい感情を生み出す色です。人前で話すのが苦手な人でも、黄色を使うと頭の回転が速くなり、会話をスムーズに運べるようになると言われます。また、周囲から話しかけやすい印象にもなるようです。
A:オレンジ
B:ピンク
正解:B
ピンクは、恋愛・しあわせ・思いやりなどの優しいイメージをもたらす色です。心と体を若返らせる効果があるとも言われており、エイジングケアの一つとして取り入れることもおすすめです。
A:紫
B:赤
正解:B
赤は、活力・情熱・興奮といった強いエネルギーのイメージをもたらす色です。交感神経を刺激し、脈拍と体温が上がることで血流がよくなるとされています。寒気を感じるときや慢性的な冷え性対策には、赤の下着や靴下を試してみてはいかがでしょうか。
A:茶
B:緑
正解:B
緑は、身につけている人にも、それを見る人にも安心感を与え、落着きと安らぎをもたらす効果があると言われます。心身のバランスを整え、リラックスさせる効果が期待できます。
その日に会う人・シチュエーションをもとに洋服の色を選ぶと、効果的に“見られたい印象”を作ることができます。ぜひ色彩心理を取り入れてみてくださいね。
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文:丸山ゆうこ(パーソナルスタイリスト)
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【ライター:丸山ゆうこ PROFILE】
仙台出身・2男3女のファッションスタイリスト。元ウェディングプランナー。双子の出産を機にファッション迷子になり「もっと効率よく似合うものを知りたい女性が沢山いるはず……」という思いからファッションの道へ。のべ1,000人以上の女性へ似合うファッションの診断・提案をしている。
【画像】Peter Kniez、Rawpixel.com、Kaspars Grinvalds、Anton Gvozdikov、Di Studio、Africa Studio / shutterstock
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