2023.06.04

みがく

シマエナガがかわいい!「刺し子」をはじめてみませんか?【第3回:矢羽根模様のシマエナガ】

簡単でお手軽に刺し子を楽しめるこの記事も3回目となりました。

前回のレッスン:【第2回】くるみボタンのヘアゴムを作る

今回は北海道で人気のシマエナガを春らしい「矢羽根模様」とともに刺していきます。

ハンカチにしたりコースターにしたり、バッグにワンポイントに刺してもかわいいですね。
シマエナガの背景は「矢羽根模様」といって日本の伝統模様です。よく袴などの柄に使用されています。「矢羽根模様」は縁起が良く、邪気を払うという意味があります。射ると真っ直ぐ飛んでいく矢は、4月からがんばっている新社会人、新入生の皆さんや、新しいことにチャレンジする方にぴったりの模様です!

用意するもの

図案は こちら からダウンロードしてプリントしてください

お好きな布(表・裏各1枚)15cm×15cm
お好きな糸・定規・チャコペン(今回は『フリクションボールノット0.7』を使用)・アイロン・ハサミ・針・仮止めクリップや待ち針

白い布(表)はDAISOで購入しました。表布はなるべく写しやすいように薄い生地がおすすめです。

今回チャコペンの代わりに使うのが『フリクションボールノット0.7』です。熱で消えるペンで有名ですね。アイロンの熱で消えるのでおすすめです。文房具売り場で購入できます。

布の下準備

まずは表布から下準備をしていきましょう。

表布の下に図案を敷いて下書きをしていきます。ずれるときはマスキングテープなどで固定しましょう。

外枠とシマエナガを描きます。

「矢羽根模様」は一方向ずつ描いていきます。

縦、横、斜めに順番に描いていきます。

描き終わったら外枠の1cm外側に枠を描きます。

先ほど描いた、外枠をカットします。

表布の下準備が終わりました。

次に裏布の準備です。

裏布の裏面に15cm×15cmの枠を描きます。

さらにその枠の外側に1cmの枠を描き、カットします。

内枠に5cmの印を描いておきます(返し口)。

これで下準備が終わりました。早速刺していきましょう。

刺し子をしていきましょう!

画像の刺し順を参考に刺していきます。

お好きな糸を使ってください。糸端は玉結びをします。また、糸を留める際は玉結びで処理します。

刺し順の点線は、このように針をジャンプさせて裏に糸が渡るようになります。

顔の部分も同じように刺していきます。

裏。

シマエナガの完成です。

次に枝を刺していきます。刺し順を参考に刺し進めます。

茶色の糸があると良いですね。

枝の部分が完成しました。

次に「矢羽根模様」を刺していきます。下書きをした時と同じように、一方向ずつ刺していきます。

横をすべて刺します。しっかりと糸をしごいてくださいね。

次に縦をすべて刺します。

最後に斜めを刺します。

縦と横はどちらから刺し始めても良いですが、斜めは最後に刺すと良いでしょう。ゆがみにくくなります。

完成しました。

こちらの工程は 動画 でもご確認いただけます。ぜひご覧ください。でもご確認いただけます。ぜひご覧ください。

コースターに仕上げましょう

まず表布と裏布にアイロンをかけます。

下絵が消えていきます(寒いところに置いておくと下絵が復活しますので注意してください)。

表布と裏布を中表にして重ねます。

クリップや待ち針で固定します。

返し口の印の部分を開けてぐるりと一周縫います。そして角を切り落とします。

アイロンで縫いしろを割ります。裏も同じように割り、折り目を付けます。

返し口から表に返します。

角をしっかり出してくださいね。

返し口はこの字閉じにします。

この字閉じの仕方は 第1回の記事 を参考にしてみてください。

かわいいシマエナガの刺し子コースターの完成です!

ミシンをお持ちの方は、端をぐるっと縫うと布がしっかりします。

裏もお気に入りの布にするとリバーシブルになります!

裏布をガーゼにするとハンカチとしても使用できます。ぜひチャレンジしてみてください。

第3回に渡り、刺し子の魅力をご紹介しました。
刺し子には特別な道具も技術も必要ありません。いつでもどこでも楽しめる手芸です。チクチク無心になれる時間は心と体のリフレッシュになりますよ。
これから、新たな趣味として刺し子を始めてみませんか?

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文:さしこのさなのん(刺し子講師・草木染作家)
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【ライター:さしこのさなのん PROFILE】
十勝中札内村で活動。3児の母。2015年、子育て真っ最中に出会ったのが刺し子。夢中で刺し子をしているうちに糸や布を染めるようになる。手染め糸を中心に販売をはじめ、今はInstagramを中心に刺し子の楽しさを伝えている。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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