「クローゼットを開けるとモノトーンばかり。ショッピングの際、つい“こっちのほうが無難だよね”と、代り映えしないお洋服を買ってしまって。結局毎日同じような服装になってしまいます」といったお悩みを持つ多くのお客様が筆者のサロンを訪れます。
「この春はもう少し色を使いたいな……」というお悩みにおすすめしたいのが、2023年流行のグリーンです。ビビッドなグリーンはもちろん鮮やかですが、その鮮やかさはマンセル値でみると赤や黄に比べ、半分くらいしかありません。グリーンは鮮やかな色なのに目立ちにくい不思議な色なのです。
今回は札幌市東区にて色彩講師、パーソナルカラー診断・顔タイプ診断®・骨格診断の手法を使いイメージコンサルタントをしている筆者が、2023年流行色、グリーンを使ったコーデを3つご紹介します。
先述したように、ビビッドだけど目立ちにくいグリーン。「色物は着たいけど目立ちたくない」という方は、この特性を逆手に使いましょう!
鮮やかな色を使うときのポイントは、ほかの色はベーシックな落ち着いた色でまとめること。上のコーデは、グリーン、ベージュ、ブラックの3色でまとめています。色が強くなりがちなブラックをカーディガン・バッグ・シューズの3箇所にちらしていることで、コーデ全体にまとまりが出ます。
パーソナルカラーがイエローベースの方はグリーンが得意な傾向があります。ブルーベースの方は、青みを感じるブルーグリーンをチョイスしてみて。持前の透明感を損なわずに、流行りのグリーンを楽しめます。軽やかさが似合う春は、オフホワイトやライトグレーと合わせてコーディネートするのがおすすめです。
「グリーンがなんだか似合わない」と感じる方もいるかと思います。それは上品な雰囲気を持っている方。これは色彩心理によるもので、上品な雰囲気とグリーンのカジュアルさにミスマッチを感じてしまうのが理由です。だけどグリーンを使いたいですよね。そんなときにおすすめなのが、光沢のある素材。光沢素材ならオフィスシーンでも大活躍します。光沢グリーンとブラックを組み合わせて大人シックにまとめてみて。
グリーンはわたしたちの副交感神経を刺激し、安心を感じさせてくれる色です。新しい環境で緊張するシーンが多いときにも、グリーンの癒しの力を使いつつ、春のファッションも楽しんでみてくださいね!
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文:山本よしみ(aft色彩認定講師/着こなし美人ナビゲーター)
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【ライター:山本よしみ PROFILE】
札幌で小3男子を育てるシンママ。高2の秋「ダサいから友達やめたい」と友人に言われ外見の大切さを痛感。離婚をきっかけに、専業主婦からパーソナルカラーリストへ転身。現在はaft色彩講師、カラーリスト認定講師、顔タイプや骨格アドバイザーとして活動中。「心理学+ファッション」を取り入れたメルマガが大好評。
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