暖房器具による建物火災が多くなる、冬。
小さな「うっかり」が、大きな火災につながっているようです。
2月21日の夜に起きた、札幌市東区のアパート火災。
火はまもなく消し止められ、けが人はいませんでしたが、火元の部屋の男性は、「スプレー缶をストーブの上にのせていた」「ストーブの前のごみ袋が燃えた」などと話しているということです。
ちょっとした不注意が火災につながるケースは、少なくありません。
製品の安全性などを調査する「NITE」=製品評価技術基盤機構は、暖房器具への不注意や間違った使い方が、火災原因の上位を占めているとして、22日、実験動画を公開しました。
灯油ストーブにガソリンを給油すると、爆発的に燃え上がります。
灯油は灯油用ポリタンク、ガソリンは専用の携行缶に入れ、別々に保管する必要があります。
また、タンクのキャップの締め忘れが大惨事に。
目視と手ごたえで、キャップを確認してください。
さらに、注意が必要なのは「可燃物の接触」です。
寝返りをしたときに、ふとんが電気ストーブに…
まもなく煙が出て、出火。
洗濯物がストーブに触れ、火事になることも少なくありません。
暖房器具のそばを離れない、近くに可燃物を置かないなど、心がけることが大事です。
NITEは、「うっかり」や不注意による火災を防ぐため、外出時や寝る前に火元を再確認するよう呼びかけています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年2月22日)の情報に基づきます。
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