2023.02.24

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「北海道に、もっとやりたいことを実現していく人が増えていきますように」#道民の“自由語り”コラム

この記事は、Sitakke編集部が「気になってる人」に執筆を依頼し、本人のことばで、自由に想いを綴って頂く 「自由語り」型コラムです。

私(=Sitakke編集長・ナベ子)がいま気になっている人は「さのかずや」さんです。オホーツクの遠軽町出身で、現在は札幌を拠点に、なにやらユニークな活動を色々としている人です。まずは簡単に、さのかずやさんと私の出会いについて、お話します。

なにやらユニークな活動を色々としている「さのかずや」さん

「さのかずや」さんと私の出会い

Sitakkeを運営する中で、わたくしナベ子はときおり、以下の質問を自分自身に投げかけることがあります。

「このメディアの発信には血が通っているか?」

この問いかけは、2020年5月に投稿された、とあるブログの小見出しとして使われていた一文です。
本文は下記のように続きます。

note:ローカルメディア時代の終わり、ローカル活動時代の夜明け

このブログの執筆者が、今回ご紹介する「さのかずや」さんです。
ブログでは、自身が大学院生だったときに、オホーツクに特化したメディアを自ら立ち上げたこと、そこから4年間「企画も、記事も、写真も、ウェブをつくるのも、デザインワーク以外のほとんどすべてを自分で」取り組んだこと、そして「やることはやった」上でメディアを畳んだ理由が綴られています。さらに、その経験から新たに見えてきたローカルメディアの可能性について、アツい想いが述べられています。(くわしくはブログにて)

これからのローカルメディアに期待されることは、従来のように情報を発信する「メディア」としての機能に加え、 地域の人々と共に小さく信頼関係を築き、関わりを持ち続けること。そして、そのローカルな活動の報告の場としてそれぞれの情報を発信するような、“血の通ったメディア”であるかどうか ということについて、彼はブログのなかで主張していました。

この考え方、すてき…… と共感し、「お気に入り」登録をぽちっと押したのが、約3年前のこと。以降も、ときおりブログを見ては、あーでもない、こうでもない…とメディアの可能性について、考えを巡らせるヒントをもらっています。

そして先日、ひょんなことから、さのさんご本人とお食事をする機会があったのです。これまで、講演などでご活躍されている感じをみるに、「メディア論」的なテーマについて意見交換をバシバシ求められる感じになるのかな…?とちょっと私は緊張しつつ会食に参加しました。

ですが、実際にお会いしてみると……びっくり!柔和でポップな雰囲気の人でした。
そしてお互い、プライベートでよく見るWEBメディア(アニメネタなどを題材にしたおもしろ系)がたまたま一致していたということもあって、「最近一番笑ったネタ」はなにか、と話をしていたところ、グビグビッ!とビールも進み、アッというまに時間が過ぎ去りました。

(お仕事の意見交換会は、次回以降、ご相談させていただくとして…)
ああ、やっぱり、こうして好きなメディアについて、アツく純粋に語り合えるのって、なんかいいな。
Sitakkeも、そんな存在になれるように「血の通った」メディアでありたいな とあらためて思った次第なのでした。

今回、さのかずやさんが、近々新たな取り組みにチャレンジをするということを耳にしました。ご自身の言葉で存分にアピールして頂こうと思います。では、さのさん、宜しくお願いしま~す!!

今回の“気になる道民さん” ~どうも、「さのかずや」です!

「さのかずや」と申します。sitakke、とても素敵なメディアだと思っていたので、書かせていただく機会をいただき光栄です!
オホーツクの遠軽町出身で、高校で隣町の北見に進学して、そこから大阪の大学に行ったり、東京の会社で働いたりを経て、いまは札幌で「株式会社トーチ」という会社をやっています。

ちなみにココが遠軽町です。

「トーチ」では、「どこに住んでいても、つくってゆかいに暮らす」という目標を掲げて、デザインや文章、編集やディレクション、そうした制作物をどう活用していくかの企画やプランニングの仕事をしています。

運営している宿泊施設「オホーツクハウス」

会社では、知床近くで「オホーツクハウス」という宿泊施設を運営したり、札幌北18条のシーソーブックス横でギャラリー「Gallery Slide」を運営したりしています。
また、毎年札幌で開催している「NoMaps」というイベントの実行委員をやったり、来年開催される「札幌国際芸術祭2024」の運営メンバーとして関わったりしています。

北海道にもっと面白いことが増えて、やりたいことを実現していく人が増えていくように、自分にできることを考えて活動しています!

ウェブメディア「トーチライト」について

会社を立ち上げたのは2年半前、コロナ真っ只中でした。そのときから、自分たちの会社で「トーチライト」というウェブメディアを運営しています。

トーチライトは「ここでつくって生きていくメディア」として、それぞれの場所で制作活動をおこなう方々にインタビューをしたり、雑談をしたりした内容をまとめて発信しているメディアです。(記事例→:tofubeatsさん インタビュー / トーチライト - ここでつくって生きていくメディア

これまで2年半の間に、6人の方にインタビューを行い、3組の方と雑談トークをおこなってきました。数こそ多くはないですが、インタビューはそれぞれ2万字ほど。雑談トークも含め、その1つ1つがそのとき語られるべき内容が多く語られているものだと感じています。

1つ1つの記事を出すたびに、SNSを通じて多くの方から良い反響をいただいてきました。北海道を拠点にしながらも、全国各地のつくって生きている方々とのつながりを、しっかり生み出してこれたと考えています。

ただこれまでの活動から、やはりどうしても「直接顔を合わせる人」「(物理的に)近くに住んでいる人」としか、一緒に具体的な活動をしていくのはなかなか難しいことがわかりました。「フルリモート」という形が生まれてきている世の中といえども、思いが一時的に重なるだけでは、なかなか乗り越えられない壁があることを知りました。

今後の方向性はまだまだ検討中ですが、自分たちが活動の軸足を置いている北海道で、この地域で「つくって生きていく」活動をしている方々のお話をお伺いしていくことを、方向性のひとつとして考えています。
メディアがどんどん多様化し続けている現在、文章で発信する以外にもいろいろな方法があるとも思いますし、自分たち以外にも関わりをつくりながら発信していく方法もあると思っています。そのやり方は実践を通して模索していけたらと考えています。

クラウドファンディングもはじめました

現在、ウェブメディア「トーチライト」の内容をまとめた書籍「トーチライト Issue 2022」を制作・販売するためのクラウドファンディングを実施しています!

クラウドファンディングの期間は3月12日(日)23:59までとなっております。この機会に自分たちの会社でやっていることを知ってほしいと思い、かなりいろいろ盛り込んだ内容になっていますが、純粋に気になるものや、可能な範囲でご協力いただければ嬉しく思います。
みなさまのご支援よろしくお願いいたします!

今週末 2/25(土)、釧路でイベントを開催します!

そしてもう直前になってしまいましたが、2/25(土)の16時〜22時、釧路にてイベントを開催します!
釧路市中心部のフィッシャーマンズワーフMOO内、イベントスペース「946BANYA」にて、昨年11月に開催したイベント「NoMaps釧路・根室」のアフターパーティーとして「さいはて」というイベントを開催します。

音楽とトークを中心としたイベントですが、ちょっとしたごはんやクラフトビール、ミニ書店やえんぴつづくりワークショップなど、いろいろ盛りだくさんです!

そして出演するアーティストは、いま一部界隈で人気沸騰中のラッパー・徳利さん!そして群馬を拠点に、渋谷のクラブから地元の公園でのDJまで幅広くこなす、DJのAmpsさん!他にも道東エリアで活動するDJ・アーティストのみなさんが参加します。
イベント内では、地域で活動する若者を中心としたちょっぴり真面目なトークも実施。釧路を中心に道東地域、北海道各地の人にも参加していただきたい、全然知らない人でも楽しめる、敷居低めのイベントになっています。

詳細、ご予約はPeatixから受け付けています。

初めて書かせていただきまして、自己紹介が中心となりましたが、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!!

~Sitakke編集部員(紹介者)からのひとこと~

さのかずやさん、ありがとうございました。私は残念ながら今回のイベントに、別件があって参加できず…無念です!
敷居が低めのイベント、とのことですので、ぜひ、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、原稿のやりとりをメールしている中で、さのさんから『気になる一言』が。
今回のイベントでは、ラッパーが登場するんです。ナベ子さんって.......ラッパー好きそうですよね!!

い、一体どういうイメージなんだYO!////

***

文:さのかずや
紹介文:ナベ子(Sitakke編集部)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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