北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年2月20日〜24日ピックアップ分)
どうやら今年もかわいい姿を見せてくれたようです。通常は、ユーラシアから北アメリカの北極圏で暮らしているのですが、冬になるとわずかながら北海道まで南下してきて、その愛らしい姿を見せてくれます。写真の右側に写っている「ハマニンニク」の実が大好物で、ジャンプして上に乗っかっては、体重でハマニンニクの穂先をたおして、ムシャムシャと食べるのがいつものパターン。
いつも思うのですが、正面から見ると、ほっぺたがオレンジ色で、とことなく「おかめのお面」に似ていませんか?何をやっても愛らしく、シマエナガより、ユキホオジロのほうが好きかも…という方も少なからずいらっしゃいます。ホント、会えたら超ラッキーな、ユキホオジロです。
@chiku_uw さんは趣味がダイビングで、撮影場所がウトロ海岸となっていたので、流氷の下の冷たい海の中で出会った、貴重なクリオネかもしれません。このアカウントに、クリオネが登場するのは初めて。その姿と、ひらひらと泳ぐ姿から、英語では「Sea Angel(海の天使)」と言われ、日本でも「流氷の天使」と呼ばれますが、本来は、貝殻を持たない、ハダカカメガイという名前の、貝の仲間なのだそう。
キタキツネの狩りの姿、美しいですねー。雪の下を移動するネズミの音を頼りに、宙に舞い上がって、落ちる勢いとともに頭から雪の中に飛び込み、ネズミを捕まえます。
見ていると、動きにまったくのムダがなく、その美しさには、ため息が出てしまうほどです。ただ…ただ、その動きのなかで一瞬だけ、頭を雪に突っ込んだ瞬間に、「スケキヨ」のようになってしまうため、このサイトでも、2月1日や、去年12月19日の投稿で、キタキツネ諸君のプライドを、わずかながら傷つけてしまったのではと、後ろめたい気持ちをかかえていました。「きょうの1枚」は、君たちのプライドを回復してなおあまりある美しさに満ちていますねー。
両手と前歯を使って、枝を噛みきってから、ゆっくりと横笛をふくようにして、枝についた冬芽を食べます。それをくり返すので、夜の間に雪が降った朝などは、エゾモモンガが食べ散らかした枝が、たくさん落ちているのを見つけることが出来ます。エゾモモンガが噛み切った枝は、切り口が、見事に斜めに噛み切られているので、風で折れた枝とはすぐに区別がつきます。そんな枝を見つけると、ついうれしくなって拾って、家に持ち帰ってしまうので、私の部屋のペン立ては、そんな枝であふれています。
もう完璧な、〝首かしげ〟ですねー、かわいくってため息しか出ません。ついついいっしょに、首をかしげてしまいそうなくらい…。寒さでまんまるに、ふっくらとふくらむのも、もうわずかかも知れません。来たるべき春にむけて、群れ行動が終わり、最近はペアで行動するシマエナガちゃんを目にします。私たちにとっては、まだまだ冬なのですが、シマエナガちゃん達には、もう春の始まりなのでしょうね。いつもの年よりも、1週間くらい早い感じがしていますが、その分、ことしは春の訪れが早いのかも知れませんねー。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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