ほのぼのとした映像が届きました。
女の子と散歩しているのは、子犬のように見えますが…?
連載「クマさん、ここまでよ」番外編
後志の積丹町の温泉「岬の湯しゃこたん」を訪れた1歳の女の子は、ロビーにいる、ある「動物」が大好きです。
「あ~よしよししてくれるの?よかったね、はじめ」
みんなに「はじめくん」と呼ばれているのは…
誰もが知る北海道名物「木彫りの熊」。
ちょっとした細工が施されています。
「費用は1000円もいっていないと思います」と教えてくれたのは、積丹町の地域おこし協力隊員、津金卓さんです。
津金さんは、店で買った木彫りの熊の足に、ホームセンターで売っているキャスターを取り付けてみました。
津金さんは、「子どもさんが風船みたいなのを、膨らんでタイヤがついているのを引っ張っているのを見たことがあって。北海道なのでクマがタイヤついて動いたら面白いんじゃないかなと」と振り返ります。
この「はじめくん」を温泉のロビーに置くと…
「置物」が動くことに意表を突かれた、観光客や子どもたちの人気モノになりました。
地域おこし協力隊の細川菜々子さんは、「子どもが最初はちょっと怖がるんですけど、お母さんがこれを引っ張って、それを追いかけていくうちに自分で引っぱりだして、それがかわいいんですよね」と話します。
SNSで評判が広がり、温泉のアイドルになりつつある「動く木彫り熊」は、きょうもサケをくわえて、子どもたちとお散歩です。
連載「クマさん、ここまでよ」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は放送時(2023年2月6日)の情報に基づきます。
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