根室では、北方領土を間近にのぞむ海で、バードウォッチングなどを楽しむ「パノラマ・クルーズ」が3年ぶりに復活し、人気を呼んでいます。
根室市の歯舞漁協が、2008年から、漁が休みとなる冬の間に運行する「本土最東端パノラマ・クルーズ」。
コロナ禍の影響で過去2シーズンは中止し、今シーズンは去年11月、3年ぶりに再開しました。
クルーズは歯舞漁港を出港し、納沙布岬と貝殻島の中間点、いわゆる日ロ中間ラインを2時間で往復します。
納沙布岬周辺の海域は、国内有数の海鳥の飛来地です。
クルーズ再開を心待ちにしていた野鳥ファンが、目を凝らすと・・・
額から角のような冠羽が突き出ています。
「エトロフウミスズメ」のようですが、珍しいので図鑑で確認します。
さらに、目の横に白いラインが見えるのは、乗客によると「ウミオウム」。珍しい鳥だそう。
乗客たちは、「けっこう奥の方まで行けて、珍しい海鳥も見られたので大満足」「また乗ってみたい」などと話していました。
パノラマ・クルーズは毎日3回、4月30日まで運行する予定です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は放送時(2023年1月30日)の情報に基づきます。
■ 92歳のスイマー!55歳で始めて世界記録更新、日本記録を続々樹立…そのきっかけとは?
■亡くなった8人には共通点が…「雪」の事故から命を守るために、気を付けたいこと
記事一覧から探す:いろんな価値観や生き方に触れてみたい方はこちら