2023.01.06

出かける

「お高めのワインバーと思いきや…?」一人飲みデビューにもぴったり!ノーチャージで楽しめる、ソムリエのこだわりの一杯|amu~編む(札幌市・中央区)

連載「#ソロ飲みのススメ」では、アルコール全般をこよなく愛するライター・オサナイミカが、北海道で暮らす女性(もちろん男性も)たちの、”ソロ飲みデビュー”を応援すべく、ソロ飲みにぴったりなお店をご紹介していきます。

ワインを知りたい・小腹も満たしたい、そんな方にお勧め

2022年8月8日(月)・末広がりな日にグランドオープンした、【amu~編む】さん。
一見さんにとっては少々入りにくい雰囲気かもしれませんが、実はソロ飲み初心者にとってすごく優しいお店だったので、ご紹介させていただきます。
お店はビルの2階で、広めの外階段を上がると、フロア奥手に「amu」 という看板が見えます。

ドアを開けると左手に5席のカウンター、右手には3名掛けのテーブル席が2つ。照明を落としたこのスタイリッシュな雰囲気に、初めての方は気後れしてしまいがちですが・・・

カウンターの椅子に目をやると、何だろう、すごく親しみがあってホッとする!しかも安定感がある!!「本当は椅子ももっと、スタイリッシュなものにしたかったのですが・・・」と、オーナーソムリエの久野さん。
オサナイ目線で言いますと、逆にこのイスだからこそ、ホッとできて安心して飲めます(笑)

というのもこちらのお店、以前は“beija Flor”というコース料理のみの高級店でして、シェフが東京に行くことになり、その時からソムリエとして携わっていた久野さんが、そのままこの場所でワインバーというスタイルでリニューアルオープンしたので、ちょっとお高めのワインバーなのかと勝手に思い込んでいたのです。
「もしかしたら、そう思っていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)amuはノーチャージで、グラスワインは990円からご用意しておりますよ。」と、久野さん。
え?!ノーチャージなのですか!と、素で驚く

「基本、僕一人で16:00から深夜まで営業していますし、気軽にワインを楽しんでいただきたくて、チャーム(お通し)は用意せず、チャージは頂かないことにしました。」とのこと。
ちなみにグラスワインは、最低でも10種類ほどの用意があり、フランス・イタリアを中心に、道産ワインなど、その時々で楽しめるようになっています。

「スタイルもナチュールからクラシカルなものまで、僕自身が良いと思ったワインを幅広くそろえています。ワインは飲む順番によって味わいの広がりを楽しめるアルコールだと思います。その辺りも感じていただきたいと思っているので、可能でしたらじっくり2,3杯味わってみて欲しいです。」

ちなみに久野さんは海外留学の経験もあるので英語も堪能で、SNS等で海外の生産者さんと直接やり取りすることもあるそう。
「出来るだけ生産者さんとも繋がって、ワイン造りのコンセプトなども確認するようにしています。」
ただ提供するだけでない、久野さんのワインに対する想いを感じました!

実はおつまみがツボなんです!

こちらは取材時のメニューの画像
お通しはなくとも、おつまみがいい塩梅で揃っています。よく見ると、一番下に「鮨ノ蔵のカズチー」の文字も!

中々予約の取れない、あの鮨店の人気メニューがおつまみで(しかもワインに合わせて)食べられるとは!

「実はamuのフードメニューは、鮨ノ蔵の大将と某イタリアンのシェフが、自分たちがバーに行ったときに、こんなのがあったらいいなというおつまみを考案し、提供しているのです。」と久野さん。
おつまみなのでそれほど凝ったものではないけれど、おつまみなのにちゃんと美味しい、そんな1皿が揃っているのです。
例えば写真のオーダーが入ってからメークインをスライスして揚げた“生ポテトチップス”

そのまま食べても美味しいのですが、添えられていたマッシュルームペーストを付けると、一気に一品料理的な味わいになるのです。

そして一気にワインが恋しくなる(笑)
このおつまみに合うのはどんなワインだろうと思っていたら、「どんなタイプのワインが飲みたい気分ですか?」と聞かれ、疲れが癒されるような優しい赤の気分かなと答えると、こちらのワインがやってきました。
「お料理とのペアリングもそうですが、その人に寄り添うようなワインが提供できればと思っています」とのこと。

それから小腹が空いている人にも嬉しいご飯モノも。
こちらは〆のピリ辛海苔丼
実は海苔って赤にも合うんですよね!!と、つい取材中ということを忘れて盛り上がってしまいました(笑)

ワイン以外にも、蒸留酒やリキュールなども。

密かにブームになっているアブサンは、ステキなオールドバカラで♪

ちなみに店名のamuは、「舟を編む」という小説から来ているそうです。「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という言葉から、ワインと人を繋いでいく役割が出来るお店でいたいという想いを込めて選んだとのこと。
(ホントは漢字表記にしようと思っていたそうですが、何屋か分からなくなるからと却下されたというのは、ココだけの話・・・笑)

ソロ飲みビギナーにおすすめのポイント】

〇ノーチャージで、ワイン1杯~でもOK
〇カンター5席、テーブル席を入れても全11席の店なので、ソロ飲み利用が多い
〇幅広いジャンルのワインをグラスで用意しているので、好みの味を見つけられる
〇16:00からの営業で、0次会にも〆の1軒にも利用できる
〇ちょこっと食べたい時に、ちょうどいいおつまみがある

amu~編む
札幌市中央区南2条西7-6-2 日宝南2条ビル2F
電話番号 080-9618-5766
営業時間 16:00~翌2:00
定休日 不定休(SNSで確認)
ノーチャージ
禁煙

***
文・写真:オサナイミカ(一部、先方提供)
Edit:ナベ子(Sitakke編集部)
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【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、小学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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