2022.12.17

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夫婦で伝える、知床の今。野生動物を撮影しながら、カフェを営む【コーヒーアルビレオ】

動物写真家の伊藤彰浩(あきひろ)さんと、妻のかおりさん。

ともに関東出身のふたりが、知床にカフェ「coffee albireo(コーヒーアルビレオ)」をオープンしたのは、3年前のことです。

かおりさんは、知床について、「何回来ても飽きることがないんですよね。同じ景色を見ることがない」といいます。それは住み始めても変わらず、今も「学びが足りない」と感じていると、笑顔で話していました。

二人は、4月から10月は知床を拠点に、冬はカフェをお休みして、場所を問わず撮影や発信などをしています。

店内には、彰浩さんが撮った写真が並びます。

かおりさんは、「野生動物と人の住んでいる場所が近いどころか重なっているような場所。いまの自然環境を記録として残して、伝えていきたいと思って」と話します。

彰浩さんの写真にかおりさんが言葉を乗せた、写真絵本「世界遺産知床の自然と人とヒグマの暮らし」(少年写真新聞社)。

ヒグマに、魚や植物、そして人の営みが折り重なる、知床の自然を描きました。

執筆中の想いについて、かおりさんは、「みんな何らかの形で影響を与えているんですよっていうのを易しい言葉で伝わればいいなと思いました」と振り返ります。

カフェのオリジナルコーヒーも動物の名前。冬期休業中も、ドリップパックはオンラインショップなどで買うことができる

知床の今を見つめ、伝えている二人。

実はかおりさんは、ずっと続けたかった仕事を泣く泣く断念した過去があります。なぜ今の生き方を選んだのか?知床から伝えたいこととは?
連載「こう生きたっていい」のインタビュー記事でお伝えしています。
⇒【ずっと続けたかった仕事を断念…それでも。夫婦で知床にカフェを開いて見つけた、豊かな人生の紡ぎ方

***
coffee albireo
・斜里町 ウトロ東14 ファミリーショップささき2階
・営業:4月下旬から10月末の金曜〜月曜、午前11時から午後5時(L.O.午後4時半)
※11月から4月中旬は冬期休業中
・ドリップパックや、2023年の写真カレンダーは、休業中も道の駅などで販売中。いずれもカフェのオンラインショップでも買うことができます。
 詳細はホームページでご確認ください

文:Sitakke編集部IKU

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北海道の女性たちの明日につながる“きっかけ”を届けるWEBマガジン『Sitakke』と連動して、道内各地で根付くパートナーメディアの編集者や様々なゲストを交え、北海道各地で親しまれ愛される、ローカルな人、モノ、場所をお届けします!

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