2022.11.28
みがく誰かにかけられた「一言」がきっかけで、心がふっと軽くなった経験はありませんか?
読者のみなさんから寄せられた「人生の“きっかけ”の一言」エピソードの中から、毎月選りすぐりのものを、ご紹介します。
10月募集分の大賞は、ペンネーム・ヘーゼルナッツさん(50~54歳)からの投稿です。
子どもたちが、まだ小さかった頃のこと。
当時の私は、慣れない育児や家事、仕事に追われ、心に余裕がない日々を過ごしていました。
そんなとき、義母が我が家に遊びにきてくれました。
厳しい印象の義母でした。でも、思いきって、自分の悩みを相談してみました。
すると……義母が打ち明けてくれたんです。
義母がまだ若く、子育てをしていたとき、私と同じように心に余裕のない日々だったということを。
そんな義母の日常を変えたのは「自分のための時間は、自分でつくるものよ」という一言。
とても"厳格な性格だった"という、当時のお姑さんから言われた言葉だそうです。
義母は、当時を振り返りながら、いまの私にも同じ言葉をくれました。
「すべてを完璧にこなそうとしなくてもいい。
大変だと思うけど、自分のための時間は、自分でつくるものだよ」
その一言は、どこか受け身だった自分の行動を見直すきっかけになりました。
楽しみは自分で作ろう、もっと積極的になろうと思うことができたんです。
そして、夫と相談しました。
分担したい家事のことや、これからチャレンジしてみたい趣味のこと…。
そのおかげで、50代になった今も、毎日がとても充実しています。
水泳やガーデニング、バンド演奏など、自分のやりたかったことを続けることができました。
お義母さん、ありがとうね。
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Sitakke編集部は、あなたの「支え」になった”きっかけの一言” を募集します。
ぜひ、あなたの人生の糧となった「一言」を、私たちにも共有してくれませんか。あなたが投稿してくれた「コトバ」が、誰かの“支え”になるかもしれません。
みなさんから寄せられた「一言」は、毎月、Sitakkeの中で厳選し紹介させていただきます。月間賞に選ばれたエピソードは、「Amazonギフト券2,000円」 のほか、札幌在住・元自衛隊員のイラストレーター・ヤマモトクミコさんがその一言をイラスト化してご紹介します。詳細は、WEBサイト「Sitakke」の記事をご確認ください。
みなさんからのご応募、お待ちしております!
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文・編集:nabe (Sitakke編集部)
イラスト:ヤマモトクミコ