北海道上川町・大雪山の麓にある未来型公民館『大雪かみかわ ヌクモ』をご存知でしょうか。
廃校になった小学校をリノベーションし、子どもたちが遊ぶフリースペースや、ママパパがほっと一息つけるカフェスペース、そして今話題の『チームラボ』による子ども向けデジタルアート体験スペースを備えた親子の好奇心をくすぐる交流施設です。
「興味はあるんだけど、なかなかイメージが湧かなくて……」という方へ、この夏、実際に親子で体験してきた札幌在住の筆者が魅力をレポートします!
旭川市街から車で50分ほど、旧「東雲小学校」を改装して2019年にオープンした『大雪かみかわ ヌクモ』。全天候型の屋内施設で、寒さが増す秋冬のおでかけ先としても最適な人気スポットです。
学校の趣が残る玄関ポーチに続くのは、広く開放的なフリースペース&カフェスペース!
思いきり身体を使って遊べるフリースペースには、色もサイズもさまざまなブロッククッションがたくさん。ブロックおもちゃのように組み合わせてみたり、ブロックからブロックへ渡ってみたり、自由な発想で楽しむことができます。また、壁の一面には大雪山の山並みをイメージした木製バンク(斜面)が!
これがけっこう急な斜面で、大人でも頂上まで登るのは一苦労。「もっと勢いをつけたら、さらに登れるかも!」なんて親子で試行錯誤するのも楽しいエリアです。
バンクの裏に回ってみると、そこに現れるのは隠れ家のようなブックコーナー。
絵本や北海道に関連した書籍など、幼児から大人まで楽しめる本が揃っています。アクティブに遊びたい子、ゆっくり読書したい子、それぞれに好きな時間を過ごせるのがこのフリースペースの醍醐味です。
お子さんが夢中になって遊んでいる間、ママパパは交代でカフェタイムを過ごすのはいかがでしょう。こだわりの『自家焙煎ドリップコーヒー』400円(税込)や、上川町産の大豆を使用した『ソイコーヒー(ノンカフェイン)』400円(税込)など、ホッとひと息つけるドリンクやちょっとした軽食、スイーツを味わうことができます。
ちなみに、カフェスペースからフリースペースを眺めるとこんな感じ。遊んでいるお子さんの姿をしっかり目で追える距離感なのがうれしいですね。
『大雪かみかわ ヌクモ』の最大の特徴とも言えるのが、『チームラボ』プロデュースの子ども向けデジタルプログラム『あそぶ!天才プログラミング』。チームラボとしては北海道初の常設展示で、東京にある『チームラボ』のミュージアムで興味をもったのをきっかけにここを訪れる方もいらっしゃるそう。
基本的に1日5回開催されており、1回の体験時間は最大80分。4歳以上対象で、1人(タブレット1台)1,500円(税込)の料金となります。自分が描いた絵を、自分が作ったプログラムで動かすというプログラミング体験ができるこのプログラム。これが想像以上に充実した内容で、実際に参加した6歳の娘も大興奮!
参加時は真夏だったのでプログラム上のキャラクター(ピープル)も夏の格好をしていますが、季節によって服装が変わるんだとか。「冬も参加しに来たい!」と娘も再挑戦する気満々です。
講師をしてくれた先生がとても親しみやすく、最後まで飽きずに楽しめるよう盛り上げてくれたことが親としてはありがたかったです。直感的に操作できるので、プログラミング初心者のお子さんも楽しめそう!
帰り道には自然に親子で「また来たいね」と笑顔になっていた『大雪かみかわ ヌクモ』。寒さで屋外遊びが難しくなってくるこの季節、ぜひ訪れてみてはいかが?
大雪かみかわ ヌクモ
■住所:北海道上川郡上川町字東雲139-5
■TEL:01658-2-4000
■定休日:火曜日(祝日の場合は翌日の水曜日が休み)
■営業時間:10:00~17:30(曜日等により変更あり)
※掲載の内容は取材時点(2022年10月)の情報に基づきます。
***
文:haruka
***
【ライター:haruka PROFILE】
旭川出身・札幌在住のWEBライター。旅行会社に就職するほど、旅やお出かけが大好き!コロナ禍をきっかけに、「自分も周りも大切にできる旅とは?」と少し意識の変化も。小さい子どもと快適に旅するアイデアも日々考案中。
【画像】筆者撮影