今月、札幌ではちょっとめずらしいお店がオープンしました。
それは、オランダのパンケーキ専門店!!
私たちのイメージするパンケーキとはちょっと違う、オランダ流のパンケーキが楽しめるお店です。
それが、今月3日に手稲区にオープンした「オランダ料理 タウス」
■オランダ料理 タウス
手稲区稲穂3条7丁目
営業時間 月曜日 :午前11時~午後2時 午後6時~午後9時
土曜日曜 :午後6時~午後9時
(※基本は、月曜日と、土日の夜のみの営業。
そのほかの営業日はインスタグラム:@thuis_sapporo でご確認ください)
料理を手掛けるオーナーシェフは、オランダ人のパトリックさんです。
お店でいただける「オランダのパンケーキ」、その名もパンネクック。
いくつも種類がありますが、今回いただいたのが、こちら。
スパイスで味付けしたひき肉や野菜がトッピングされた「オリエンタルスパイスミート」。
日本でよく知られているふわふわのパンケーキとは違い、薄く焼いた生地の上に具材がたっぷり!
くるっと具材を生地で巻いて、ひと口サイズに切って食べるのがオランダ流なんだとか。
薄いけれどモチモチしている生地は、食べ応え抜群!
お肉と野菜もたっぷりなので、これ一皿で十分食事になるボリューム感です。
本場オランダを代表する家庭料理のひとつで、パトリックさんは「朝食に食べるし、昼食でも夜ご飯でも大丈夫」と話します。
ところで、来日7年目のパトリックさん。
そもそも日本へ来たきっかけを聞いてみると・・・
「日本が大好き!いま44歳で、15歳の頃から、すごく日本に興味をもっている。」
と語ります。
20代では、ヘビーメタルバンドのドラマーとして活躍する一方、日本への憧れは、ずっと持っていたといいます。
そして30代で転機が!
オランダで、日本人の幸代さんと知り合い、結婚。
長男・未来くんが生まれたこともあり、幸代さんの故郷・札幌に移住したのです。
憧れていた日本での生活のためにバンドを辞め、調理師免許を取得。
このたび、自分のお店をオープンするという夢をかなえました。
実はパトリックさんのお店「タウス」は、「シェア店舗」。
既存のスパイスカレー専門店「ポルキリ」の定休日や空き時間を間借りして、お店を開いているんです。
■ココナッツチキンカレー ポルキリ
手稲区稲穂3条7丁目
電話011-691-3110
営業 火~金 午前11時~午後2時
金曜(夜)午後6時~午後9時
定休日 土・日・月・祝日
今コロナ渦で、全国的にも注目を浴びている営業スタイルの「シェア店舗」。
既存店の定休日や空き時間などを利用して、別の人が間借りで別の店を営業する業態です。
お店を貸す側は、利用料を得られる。
一歩借りる側は、設備や内装をそのまま使って営業できるので、開業の初期費用が大幅に抑えられるなど、お互いにメリットが多いんだとか。
カレー店「ポルキリ」はもともと営業時間が少なく空き時間が多かったため、お店のオーナーも、シェアしてくれるお店を探していたんだそう。
シェア店舗のお店が軌道に乗るまでは、以前からシェフとして働く石狩のカフェレストラン「マウニの丘」でも兼務を続けるというパトリックさん。
「自分だけのパンケーキレストランをやりたい。」と目標を語ります。
シェフとしての挑戦はまだまだ始まったばかり!
ぜひ皆さんも、オランダ人シェフパトリックさんの熱い想いがこもったパンケーキを食べに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2022年9月20日)の情報に基づきます。