2022.09.02

深める

【世界自然遺産・知床】羅臼町で感じとれる、海の生き物とその豊かさ

根室海峡に面する羅臼町は、漁業のまち。

世界遺産登録から観光まちづくりを始めるが、そのコンテンツは、豊かな海と人の生業を守り伝えようとするものだった。

知床半島の東方にある羅臼町。

海洋生態系の豊かな根室海峡と陸の生態系の豊かな知床連山がつながり、多様な動植物の生息地である。森と川、流氷によってもたらされる栄養に富んだ漁場により多種多様な魚が獲れる。

エビシャコ科の中で世界最大級。流通量が少なく町民の味となっているガサエビ

この恵み多き環境があればこそ地元の営みが続けられる。

そこで、羅臼町では知床の自然を体感し漁業を知る学びの体験プログラムを、地元の観光関係者や現役の漁師や多様な職種の町民が力を合わせて実施している。

中でも人気は観光船。夏季はクジラやシャチなど、冬季は流氷とともにオオワシ、オジロワシなどが観察できる。

また、地味と思いきや、漁師の指導で行う羅臼昆布のヒレ刈り体験が喜ばれている。

昆布の等級を左右する大切な行程、ヒレ刈を体験できる

残念ながら、町民ガイドが案内する漁港市場と昆布倉庫の見学は中止とのこと。好評だっただけに再開が待ち遠しい。

魚種の多い羅臼、地元の人ならではのガイドは必見

問い合わせ
知床羅臼町観光協会
羅臼町本町361-1
TEL.0153-87-3360

※掲載の情報は2022年7月発行の北海道発掘マガジン「JP01」に基づきます

北海道発掘マガジン JP01

179市町村、14振興局のありのままの、でもありきたりではない魅力を共有し、「思わず出かけたくなる北海道」として皆様にお届けする北海道を発掘するフリーマガジン。

https://jp01.jp/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter