2022.08.31

出かける

「父の店を残したい」2代目として看板を守る、姉妹の鮮魚店【函館・魚屋通り名店街】

旬を告げる地物や希少な珍魚、全国各地の高級魚までずらり!
地元ならではの細やかな心遣いとサービス精神があふれている「鮮魚店」をハコラク編集部が訪ねてみました!

おすすめの鮮魚店を紹介してくれたのは?

2016年に暖簾を掲げた「旬菜旬魚たじま」の田嶋勇大将がお薦めするのは、
鮮魚店「鮮魚ささき」。修業先の和食店の店主に連れられて来た頃からの付き合いで9年来になるそうです。

田嶋勇大将がご推薦!「鮮魚ささき」(中島廉売内)

中島廉売「魚屋通り名店街」の一角に店を構える「鮮魚ささき」は1965年に開業。現在は父の店を残したいと、前 浩美店長と姉の太田昌美さんが2代目として看板を守っています。

毎朝揚がったばかりの地物を、確かな目利きで仕入れるのは前店長、仕入れた活魚を手際良く下処理するのは太田さんと、主な役割を分担。

女性ならではの気遣いにあふれた信頼できる店

「近所のお年寄りの方も多いから」と、店頭販売だけでなく常連客への配達も行う。刺身をさばく時も、イカは食べやすいよう細切りにするなど、きめ細やかな配慮が優しい姉妹の明るい人柄を慕い、足しげく通う客も多いとか。

ずらりと並ぶお頭つきのキンキ、ヒラメ、カワハギなど、皮は艶やかに光り、鮮度の良さがうかがえる。刺身は1人分でも買いやすい少量ずつをパック詰めで販売。

田嶋大将…「使いたいと考えていた魚や、珍しい魚を注文しなくても先に用意してくれていることも多い」

前店長…「田嶋さんが来ない時は心配になって電話することもある」

などと親交もかなり深い様子が伺えます。

甘みと旨味がダイレクトに味わえる「真ぞいのお刺身」(850円)、「縞エビのお刺身」(720円)。
1尾で仕入れたソイは、熟成していくに連れてさまざまな風味が楽しめるという。

旬菜旬魚たじま
函館市美原3‐38‐3 
☎0138‐83‐7448
17:00~23:30(23:00L.O)
日曜定休 禁煙 P有り
クレジットカード利用可 
インスタグラム

鮮魚ささき
函館市中島町22‐13 中島廉売内
☎0138‐52‐3253
10:00~16:30
日曜定休
P有

函館新聞電子版

※掲載の内容は取材時点(2022年7月)の情報によるものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

ハコラク

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