酒造メーカーの男山株式会社(旭川市永山2条7丁目)は、コロナ禍でも前を向いて進もうというメッセージを込めた新プロジェクト「やってみるべ部(ぶ)」をスタートしました。
既存の考えにとらわれず新しいことにチャレンジするシリーズで、6月10日(金)から日本酒とクラフトビールの3商品を数量限定で販売しています。
コロナ禍で清酒の消費量が激減した昨夏、この状況に打ち勝つため、酒造メーカーの強みを生かして新しいことに挑戦しようという思いが社員の間に生まれました。
大雪山系の伏流水を使った仕込み水、杜氏らスタッフが持つ醸造技術、高品質な米麹など様々ある強みをベースに、商品作りに取り組んでいます。
今回発売した2種の日本酒は、これまでと違う精米方法に挑戦しました。
旭川市の精米加工業(株)高橋商事の協力のもと、完成したのは精米歩合80%の普通酒(720ミリリットル入り880円)と60%の純米吟醸(同1430円)。
酒の雑味となるタンパク質を除去する際、通常の精米機では米は球形に仕上がります。これに対して高橋商事の持つ特別な精米機では、米の形を残して仕上げる扁平精米を実現。
男山取締役の山崎五良さんは「従来と同様のおいしい酒に仕上がり、米を磨くほど味がよくなるという酒造りの常識が覆りました」と話します。
また清酒にこだわらず挑戦したのがクラフトビール(330ミリリットル入り590円)作りです。
同社の仕込み水と旭川産の酒米「吟風(ぎんぷう)」を使用したキレのある味わいで、醸造は旭川市の大雪地ビール(株)が担いました。
他社とのつながりを深めながら、今後もいっそうの展開を目指すやってみるべ部。
「次は扁平精米で仕上げる純米酒を予定しています。さらに麹を使った食品作りなど、広く強みを生かせる道を模索していきたい」と山崎さん。「ぜひみなさんのアイデアやご意見をお聞かせ下さい」と呼びかけています。
問い合わせは同社(電話0166-47-7080)へ。
住所:旭川市永山2条7丁目
電話:0166-47-7080
男山オンラインショップ:(https://otokoyama.shop/)[https://otokoyama.shop/]
※価格は全て税込です。
※掲載の内容はライナーウェブ掲載日(2022年6月15日)の情報に基づきます。
内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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