2022.07.06
出かけるホッキョクグマの赤ちゃんの一般公開が始まったり、「えぞひぐま館」がオープンしたりと、この春から更なる注目を集めている、旭山動物園。夏に向け、旭川へのおでかけを考えている人も多いのではと思いますが、せっかくなら、もっと“クマを満喫”してみませんか?
日ごろクマの連載も行っているSitakkeから、番外編として、「旭川クマ旅」プランをご提案します。
1回目、2回目は、動物好きにはたまらないホテル「OMO7旭川 by 星野リゾート」について、3回目は、旭山動物園の「えぞひぐま館」についてご紹介しましたが、きょうは、お土産におすすめ!かわいすぎるクマがそろった、雑貨店をご紹介します。
「OMO7旭川 by 星野リゾート」から、大きな道路を渡ってすぐ。
ゆる~いクマを発見…。このクマがいざなうのは、雑貨店「ヤマトストア」。
「旭川クマ旅」では、はずせないスポットなのでは…?と予感して、中に入ってみると…期待以上に、かわいいクマ雑貨がずらり!
お相撲さんのトートバッグにも、右端に、クマが…。
「ヤマトストア」は、全国各地のアーティストが作った、手づくり感のある作品を取り扱うお店。もちろんクマだけではなく、ほかにもいろいろな雑貨が並んでいるのですが、どれも個性的です。
入り口にいた、ゆる~いクマのグッズも、たくさんありました。
旭川在住の、「アッコモン」さんの作品と書かれていました。見た目のかわいさだけでなく、トートバッグは触り心地もモコモコ。
店員さんに話しかけると…なんと、アッコモンさんご本人でした!
Sitakkeでお顔を紹介することはできませんが、朗らかで、初めて来るお客さんも優しく受け入れてくれる方です。
アッコモンさんは、「ヤマトストア」で働きながら、作品制作に励んでいるといいます。さらに、2階で子ども向けのアート教室も開いています。月に2回、3歳から高校生までの子どもたちがやってきて、「家ではできないようなアートを、のびのび」楽しんでいるそう。
ゆる~いクマは、北海道にやってきたときに、自然と生まれたキャラクターだといいます。
「つかみどころのない、優しそうな、いいやつそうなクマですよね」と、愛情のこもったまなざしで見つめていました。
アッコモンさんの作品には、ご当地のペナントステッカーも。こちらは、お土産として人気だそう。
「ヤマトストア」の魅力を尋ねると、「わたしも大好きな作品が集まっています。ここでしか買えないものもあるのが魅力かな」と話していました。アートイベントなどで知り合った作家の作品もあるため、お客さんが気に入った作品について、「この作家さんはね…」と、アッコモンさんだからこそ知っている、一歩深い情報も教えてくれます。
たとえば、こちらの人気作品。「木彫りのクマ」に見えますが、陶器なんです。
くわえているのは、ただの鮭ではなく、切り身…! その隣は、団子に、ラブレター…。
北海道をくわえているクマも!かわいすぎる…
すずきたまみさんという陶芸家の作品です。アッコモンさんは、「このクマも旭川で生まれたんですよ」と教えてくれました。すずきさんも以前、「ヤマトストア」で働いていたことがあり、この木彫りのクマシリーズは、そのときに生まれたのだそう。
「ヤマトストア」には、こだわりを持って生み出された個性的な作品がそろい、ゆるやかな時間が流れていました。ホテルや動物園で「クマを満喫」した後は、お気に入りのクマ雑貨を連れて帰ってみてはいかがでしょうか。
特集「旭川クマ旅」
連載「クマさん、ここまでよ」
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ヤマトストア
旭川市6条通8丁目37-26
https://www.yamatostore.hokkaido.jp/
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文:Sitakke編集部IKU
2018年HBC入社、報道部に配属。その夏、島牧村の住宅地にクマが出没した騒動をきっかけに、クマを主軸に取材を続ける。去年夏、Sitakke編集部に異動。ニュースに詰まった「暮らしのヒント」にフォーカスした情報を中心に発信しています