2022.07.03
出かけるホッキョクグマの赤ちゃんの一般公開が始まったり、「えぞひぐま館」がオープンしたりと、この春から更なる注目を集めている、旭山動物園。夏に向け、旭川へのおでかけを考えている人も多いのではと思いますが、せっかくなら、もっと“クマを満喫”してみませんか?
日ごろクマの連載も行っているSitakkeから、「旭川クマ旅」プランをご提案します。
まずは、動物好き必見のホテルのご紹介。いきなりホテル?と思われるかもしれませんが、このホテルは、寝るだけの場所ではないんです。
JR旭川駅から、大きな通りを10分ほど歩くと見えるのが、「OMO7旭川 by 星野リゾート」。
中に入ると…動物たちが出迎えてくれるんです!
向かって左側のホッキョクグマの親子に注目。子どもに木の札がついていて、「2021.12.10 500g」と書かれています。
旭山動物園でこの春から一般公開が始まった、ホッキョクグマの赤ちゃんの、誕生日と生まれたときの体重です。実際にこのぬいぐるみの重さも、生まれたときの体重と同じ500g!手に取って、重さを体感できるんです。
私も持ちあげてみましたが、あんなに大きいホッキョクグマも、赤ちゃんのころはこんなに軽いんだ…!と実感。旭山動物園にいる赤ちゃんは、すでにぐんぐん大きくなっているので、ぬいぐるみの重さと比較して、成長を感じることもできます。
フロントの隣には、ウェルカムドリンクのコーナーが。この蛇口も、よく見ると…
クマ!サケとお互いに噛みつき合っています…かわいい…。
ほかにも、こだわりの旭川家具があったり、木の廃材をリメイクした照明があったり、ラーメンどんぶりを使った照明があったり…。ロビーの中だけでも、細やかな工夫を探して楽しめる空間でした。
宿泊者が無料で楽しめる、サウナも人気です。ここには、いつ訪れても、ず~っと入っている「先客」がいるそう…。
女性用のサウナにおじゃますると…
レッサーパンダが!暑さに耐えながらも、どこか気持ちよさそうな表情で座っています…。この隣に座って、一緒にサウナを楽しむことができるんです。
男性用のサウナには…
カバがいました…!
この動物たちは、株式会社バンダイで発売しているガシャポン「どうぶつサウナ」とのコラボレーションでやってきました。「どうぶつサウナ」のキャラクターの中で、旭山動物園に実際にいる動物を、サウナに招いたそう。
隣でじ~っと耐え続ける顔を見たら、ひとり旅でも寂しくなく、いつもより長く暑さに耐えられるかも…?
動物たちがサウナにいるのは、この春だけの期間限定の予定でしたが、好評につき、通年一緒にサウナに入れることになったそうです。水温さまざまなお風呂と、イスで休むスペースもあるので、ゆっくり“ととのう”ことができます。
あまりのかわいさに、一緒に写真を撮りたくなった方のために…サウナを出たところで、ホッキョクグマがととのっています。
スマホスタンドが置かれているので、隣に座って、一緒に記念撮影することができます。
その横のラウンジにも、動物たちがたくさん。ペンギンやマヌルネコ、アザラシなど、実際に旭山動物園にいる動物がくつろいでいます。
「OMO7旭川 by 星野リゾート」は、季節ごとに、期間限定のイベントが多数行われているのも特徴のひとつ。6月から8月末までは、サウナの後にぴったりな、ソフトクリームのイベントが開かれています。
道内各地の、野菜を使ったソフトクリームの食べ比べができるというイベントです。札幌の人気店「MILK SWEET」の「壺焼き芋ソフト」や、夕張の道の駅「夕張メロード」の濃厚な「メロンソフト」など、7種類が集結。宿泊者限定で、1個220円、全種類制覇したい方は1000円のチケットを買うと、チェックイン後、夕食後、サウナ後…と好きなときに何個でも食べることができます。
ここでも、「熊」の文字を見つけました。左上の、淡いみどり色のソフトクリームは、幌加内町の「熊笹ソフトクリーム」!笹と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、くさみやえぐみはなく、香りと甘さが楽しめます。抹茶味が好きな人には、おすすめです。
東旭川町の「トマトソースソフト」や足寄町の「ラワンぶきソフト」も、さっぱりした甘さで意外なおいしさ!それぞれ小さめに作られているので、少しずつ色んな味を試すことができます。
ほかにも、地元をよく知る「OMOレンジャー」が無料でホテル周辺のおいしい店を紹介してくれるツアーもあります。サウナやスイーツも楽しめ、ローカルなグルメ情報も知ることができる…まさに、「寝るだけでは終わらせない」ホテルです。
ただ、6月からスタートした最大のおすすめポイントはこの後!動物好きにはたまらない部屋と、夜のイベントは、次の記事でご紹介します。
特集「旭川クマ旅」
連載「クマさん、ここまでよ」
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「OMO7旭川 by 星野リゾート」
・旭川市6条通9丁目
・各イベントの詳細は公式サイトで
文:Sitakke編集部IKU
2018年HBC入社、報道部に配属。その夏、島牧村の住宅地にクマが出没した騒動をきっかけに、クマを主軸に取材を続ける。去年夏、Sitakke編集部に異動。ニュースに詰まった「暮らしのヒント」にフォーカスした情報を中心に発信しています