2022.05.21

深める

「こころが男性どうし」のふうふと、待ち望んだわが子との、思いがけない対面…その命が気づかせてくれた、当たり前で大切なこと

2021年12月24日、クリスマスイブ。札幌の夜景を一望できる展望台に、1組のふうふが訪れました。

クリスマスツリーの横でほほえむのは、きみちゃん・29歳。からだは女性、こころは男性のトランスジェンダーです。きみちゃんの写真を撮っているのは、3歳年上のちかさん。からだは男性、こころは男性ですが、日によって女性寄りの日もあって、好きになるのは男性だけ。

2人は、「こころが男性どうし」のふうふです。

きみちゃんのおなかには、新しい命が。出産予定日はちょうど1か月後。羅希(らき)と名付けることに決めています。「希望にあふれた子に育ち、人を希望に導けるようになってほしい」という想いを込めて、羅針盤の「羅」と希望の「希」を組み合わせました。

2人の間に宿った新しい命を、若手記者の「わたし」が見つめる連載、「忘れないよ、ありがとう」。これまで、結婚や妊娠に葛藤しながらも、明るい未来を思い描いていく課程をお伝えしてきました。でも…待ちに待った羅希ちゃんとの対面の日は、思いがけない形でやってきました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • twitter
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • twitter