2026.10.14

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「何をやりたいのか見えにくい」なぜ各政党の主張は寄っていくのか?仕組みを分析【#むちぞん】

希少動物!自由民主主義の危機

髙橋記者)政治に実行力を求める人が増えていると言われますが、そうなったときに権力者をちゃんと私たちが批判的に見られるかという視点も大事になってきますよね。

橋本教授)そうですね。実はスウェーデンの研究所で「自由民主主義指標」というのを作っているんですよ。世界の180カ国ぐらいを対象にどの国が一番自由で民主的な国なのかという指標ですね。今年、2026年の報告書が出ましたけれど、昨年の段階でアメリカは自由民主主義の国ではないという結果が出てしまったんですよ。

本間アナ)アメリカで?!

橋本教授)アメリカも報道の自由がものすごく厳しくなって、トランプが「こういう報道をやめろ」と圧力をかけるだけでメディアが委縮しますから、実質的に報道の自由がなくなってきます。今、日本よりも悪い状況ですね。さらにびっくりしたのは、イギリスもカナダも自由民主主義ではなくなったと出てくるんですよ。

ですので、自由民主主義を維持するというのは大変なことなんです。報道の自由や経済の自由、表現の自由をどう保持していくのか、今ヨーロッパ諸国は苦しんでいます。つまりそれだけ自由を失ってでも、強いリーダーが出てきて経済をなんとかしてほしいと思ってしまう。今、自由民主主義の国に住んでいる人たちって、世界人口の中でわずか【7%】しかいないんですよ。

本間アナ)ええ!7%なんですか?!

橋本教授)だからもう自由民主主義なんていうのは、希少動物みたいな感じですよね。

本間アナ)じゃあ我々、だいぶ希少ってことですか?

橋本教授)そうなんですよ。2004年以降どんどん減っているんです。民主化しても経済が良くならないと「経済優先か、自由民主主義か」という問題になってくる。世界の潮流として、経済重視で権威主義化が進んでいます。

本間アナ)今の日本はどうなんですか?

橋本教授)日本と韓国と台湾は、かなり優秀です。フランスやイタリアよりも優秀なんです。私たちはこれまで「イギリス、アメリカ、フランスは、自由民主主義だから見習いましょう」と教科書で習ってきましたが、今や日本の方がフランス、イタリア、イギリス、アメリカよりも自由で民主的な国になっちゃったんですよ。どうしますかということですよね。

***

次回は「法律は悪用される」…今考えるべき危機に向き合います。

むちぞん~無知は損する~

HBCニュースのYoutubeで動画を公開しています。

HBCアナウンサー・本間吏成

稚内市出身。HBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」パーソナリティ、野球実況、HBCテレビ「キタコイ」を担当。Sitakkeでは「むちぞん~無知は損する~」や「アライマ(アラサーの今、話してみた)」に出演。好き勝手に喋るので、リスナーからは「ナルミッツの毒」と言われる。

HBC報道部・髙橋智也

北海道の政治・社会ニュースを中心に取材を担当。

ゲスト:橋本努(はしもと・つとむ)

北海道大学大学院経済学研究科教授。経済思想・政治思想を専門とし、大規模調査に基づく著書『新しいリベラル~大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」』(ちくま親書・金澤悠介教授との共著)が話題を集めている。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は収録時(2026年5月)の解説・議論に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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