2026.09.01
ゆるむ
北海道・清里町の山あいにある「さくらの滝」。
7月から8月にかけて、ここではサクラマスが次々と水面から飛び出し「滝のぼり」に挑む姿を見ることができます。
サクラマスは、川魚としておなじみの「ヤマメ」と同じ魚。
川で生まれたヤマメの一部は海へと下り、豊富なエサを食べて大きなサクラマスへと成長します。
そして産卵の時期を迎えると、生まれ故郷の川を目指して再び戻ってくるのです。
しかし、その行く手に立ちはだかるのが、高さおよそ2.5メートルの「さくらの滝」。
勢いよくジャンプしても、激しい流れに押し戻され滝壺へ。
それでもまた跳ぶ。
何度落とされてもまた跳ぶ。
なぜ、そこまでして滝を越えようとするのでしょう?
その先には、サクラマスが命をつなぐための産卵場所があるからなのです。
海まで下り、大きく成長し、長い旅をして故郷の川へ戻ってきたサクラマスにとって、高さ2.5メートルの滝は最後に待ち受ける大きな試練。
夏のわずかな期間だけ繰り広げられる、命をつなぐための「滝越え」です。
2026年8月30日「北海道ドローン紀行」にて放送
・撮影:久山 祐史 さん(恵庭市 在住)
・音楽:HBCジュニアオーケストラ
パートナーメディア