2022.02.08
出かけるインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト の管理人で、プロデューサー&カメラマンの ami_papa です。
【#北海道ひみつの絶景旅】第2回は、北海道の冬の冷え込んだ大地を、幻想的な白に彩る〝霧氷〟と出会う旅です。
グーグルマップに「霧氷」と入力すると、いくつか〝霧氷の名所〟と呼ばれる場所が示されるのを皆さまご存じでしょうか? 「登別川付近」「北大苫小牧研究林・下の池」などが表示されます。これは、便利!
きょうご案内するのもそのひとつ、十勝平野のド真ん中、更別村の勢雄(せお)地区です。猿別川(さるべつがわ)という冬でも凍ることのない清流が流れる原野で、グーグルマップにも「霧氷スポット」と表示されています。
この日の予想最低気温はマイナス20℃と申し分ありません。「霧氷」には空気中の水分が必要なのですが、猿別川からわき上がる水蒸気があるので、たぶん大丈夫。日の出前、すでに何台もの車が集まり、すでにカメラを構える人の姿も。まだ日の出前ですが、木々には「霧氷」がびっしりとついているのがわかります。
昇ってくる太陽が、「霧氷」の木々を逆光から照らすポジションに、カメラを構えます。金色に輝く「霧氷」風景をカメラにおさめるには、この〝逆光〟が大きなポイント。光がさす方向や、構図など、あれやこれやと悩んでるうちに太陽が昇り始め、それまで青かったあたりの色彩を一変させました。
写真だけではなかなか伝わらないかも知れませんが、わずか30分ほどで、青から金色へと、色彩がゆったりと移ろっていく風景に身を置くのは、ホントウに感動的な体験です。北海道に住んでいても「霧氷」に出会う機会はなかなかありませんが、ここ更別村の勢雄(せお)地区は、かなりの確率で「霧氷」と出会うことが出来るオススメのポイントです。
場所:更別村 勢雄(せお)地区
帯広駅から36km、車で約45分
期間:12月下旬から2月
時間帯:日の出の1時間前から4時間ほど
この風景をカメラにおさめた人たちは、日の出から1時間もすると、誰もいなくなってしまいました。でも、このあとに、私にとっての「ホントウの絶景」が待っています。
日の出から約2時間ほどが過ぎると、木の枝にびっしりと張りついていた「霧氷」が、少しずつ、ゆっくりとはがれ落ちて、ハラリと粉雪のように舞い落ちるのです。
いつしか真っ青になった空に、真っ白の木々が映えています。そこから、雪の結晶が次々と降りてきます。
木の根もとの雪の上に、あおむけに寝転がって、それをながめるのがオススメです。
次々と舞い落ちる「ムヒョウノカケラ」を、全身で受け止める贅沢なひととき…。
寝転がって、真上の木を見上げた写真がこちらです!
この先も不定期ですが、【#北海道ひみつの絶景旅】をアップしていきます、お楽しみに!