
親ギツネの背中に乗って「いいでしょう! ママの背中…」なんて、カメラに話しかけてくれているようですね。
しかし、8月は多くのキタキツネにとって「子別れ」の季節です。
毎日のように体じゅうをなめて、ていねいに汚れやダニを取ってくれていたお母さんギツネが、ある朝突然我が子に向かって吠え、時にはかみついて、自分のそばへ寄せつけなくなるのだと聞きました。
子ギツネには、その理由がわからないことでしょう。
それでも、お母さんの態度は変わることはありません。
やがて子ギツネは暮らし慣れた巣穴をあとにして、ひとりで生きていく道を歩き始めます。
刈り取られた麦畑が空の向こうまで続き、その上には白い入道雲が大きく広がる夏の日に、たった1匹で歩いていく子ギツネの姿を見かけることがあります。
きっと、不安でいっぱいなのでしょう。
でも冬を乗り越え春になれば、今度はキミが新しい命を育む番です。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
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◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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