日々放送されるHBCのニュース…その中には、「ほっこり」するものもあるんです。この冬の動物ニュースの中から、厳選した3つの話題をご紹介します。
函館の冬の名物、サル山の温泉です。
函館の湯の川温泉街の一角にある熱帯植物園では、去年12月からサル山のプールが露天風呂になり、およそ60匹のニホンザルが気持ちよく温泉につかっています。
温泉の中で「毛づくろい」するサルも…。
温泉で暖まりすぎて、冬の時期に生えてくる暖かい毛が抜けてしまうサルもいるということです。
観光客からは、「人間と変わらない」「かわいい」「あがったとき風邪ひかないんだろうか」…などといった声が聞かれました。
函館市熱帯植物園のサル山温泉は、年末年始の休園日を除いて、来年のゴールデンウイークまで見ることができます。
厳しく冷え込んだ去年のクリスマスイブ。寒さも雪も大歓迎の動物が、“散歩の練習”をしていました。
旭山動物園の冬の風物詩、ペンギンの散歩です。
翌日12月25日からの本番に備えて、練習をスタッフと来園者が見守りました。
ふかふかの雪の感触を全身で味わっていたペンギンたち。
ペンギンの散歩は、雪がなくなる3月中旬まで見ることができます。
海に入ろうとしたものの、陸に戻ってくるゴマフアザラシ。
紋別の「オホーツクとっかりセンター」では、春に、けがなどの理由で4頭のアザラシの赤ちゃんを保護していました。
体調が回復したため、去年12月27日、海に帰したのです。
なかなか海に入ろうとしませんでしたが、最後にはゆっくりと泳いでいきました。4頭のアザラシには、大学の研究のための発信機がつけられていますが、春に毛が生え替わると自然に外れるということです。
「オホーツクとっかりセンター」の岡崎雅子展示飼育係長は、「少し帰り方が心配な感じではあったけど、自分で海に入ってくれて良かった。野生の中でたくましく生きて欲しい」と話していました。
※掲載の内容は取材時点(2021年12月)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各施設にお問い合わせください。
協力:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU