2021.12.28
暮らす12月1日から2日にかけて発生した、十勝地方の大規模停電。復旧までに、およそ30時間かかりました。冷え込む北海道での冬の停電…どんな備えが必要なのか、札幌のホームセンターに聞きました。
冬場、もし停電になったら、まず欲しいのが「暖房」です。
停電の翌日、ホームセンターを訪れていた客からは、「オール電化なので停電になったら全部使えなくなる。電池式のストーブとか買いたい」「ストーブもそうだし、服もスキーウエアも用意して袋に入れている」など、寒さを心配する声が聞かれました。
今回、大規模停電が起きた帯広の店舗ですぐに売り切れたのは、カセットガスのストーブだといいます。
使い方は、卓上コンロと同じように、ガスをセットするだけ。中型のタイプだと、ガス一本で燃焼時間はおよそ2時間です。
また、日没が早い冬、用意しておきたいのが「照明」です。
ランタンタイプだとテーブルの上はもちろん、持ち運ぶこともできます。電源は「電池式」と「充電式」の2種類。170時間、つまり1週間ほど使用可能です。
そして、携帯電話の充電の備えも手放せません。
売れ筋は、大容量の電力を蓄電できるポータブルの電源。
こちらの中型タイプだと、充電を満タンにしておくと、スマートフォンを35回から40回充電できます。
災害の備えだけではなく、コロナ禍で人気のキャンプで使うために購入する人も増えているそうです。
いつ起こるかわからない災害。
食料や水に加え、冬は災害の備えとして「スキーウェアなどの防寒着」「毛布」「カイロ」「寝袋」「長靴」「防寒用のアルミ製シート」などは必需品です。
また、絶対に気をつけたいのが閉め切った室内での発電機の使用です。換気が不十分だと一酸化炭素中毒になる危険がありますので十分注意してください。
※掲載の内容は取材時点(2021年12月3日)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
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