2026.06.09
ゆるむ

1枚目のお写真は、ちょうど1年前の春に撮影なさったものだそう。
巣穴から出てきたばかりの、小さな小さな子ギツネ。
実はこの子、とっても珍しい特徴を持っていました。
本来なら真っ黒なはずの足もと、その左の後ろ足だけが「白い」のです。
まるで片方だけ白い靴下を履いているような、とってもとっても珍しい、そして愛らしい目印でした。
それから1年、同じ場所で、ことしもキツネ家族が暮らしていました。
子ギツネは全部で6匹。
お母さんギツネが巣穴へ戻ってくると、みんな一目散におっぱいへ飛びつきます。
おなかいっぱいになると、今度はお母さんのそばに身を寄せて、なんとも幸せそうな表情。
そんな様子を撮影していて、あることに気がついたのだそうです。
お母さんギツネの「左足が白い」のです。
子ギツネたちを優しく抱き寄せるその姿を見て、このお母さんギツネは、あの子ではないだろうかと感じたそうです。
1年前、白い靴下を履いているようだった子ギツネが、いまりっぱなお母さんギツネに…そう考えると感動がこみ上げてきたとのこと。
とってもステキなお話ですね。
野生のキタキツネの寿命は、およそ5年ともいわれ、生まれて1年で子どもを産み、家族を作ります。
ついこの前まで巣穴の前で遊んでいたような子が、いまは次の命を育てているのかもしれない。
北海道の野山では、こうしてさまざまな命が受け継がれています。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
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◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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