
北海道南部の港町、 森町 。
古くから噴火湾の海運によって栄えたこの町では、人々は海だけではなく背後にそびえる山々とも共に暮らしてきました。
町を見下ろす高台にある「青葉ヶ丘公園」は、もともと競馬場だった場所。
いまから100年以上前の1914年、大正天皇の即位を記念しておよそ1000本の桜が植えられ、公園として整備されました。
当時植えられたソメイヨシノの中には、今もなお花を咲かせる古木も残されており、この公園が長い時間をかけて町の春を見守ってきたことを感じさせます。
さらに園内には、「森小町」や「青葉枝垂」といった森町固有の桜も育てられています。
土地の気候や人々の営みの中で生まれ、受け継がれてきた桜たちはこの町ならではの春の風景を作り続けています。
ドローンで空から眺めると、その美しさはさらに際立ちます。
淡い桜色の向こうには、雄大な「駒ヶ岳」の姿。
そして視線の先には、穏やかな「噴火湾」の青が広がります。
桜、山、そして海。
北海道らしい大きな自然と、人々が積み重ねてきた歴史がひとつにつながる風景――。
「青葉ヶ丘公園」は、森町の春を象徴する、静かで美しい時間が流れる場所です。
2026年5月31日「北海道ドローン紀行」にて放送
・撮影:DRONE/47 HIROYUKI.YAMAZAKI さん(深川市 在住)
・音楽:HBCジュニアオーケストラ
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