2026.05.17

食べる

大人気すぎて通年で復活!北海道の「黒い駅そば」1万杯売れた伝統の味がつなげる未来

北海道の音威子府村の名物「黒い駅そば」。2025年、期間限定で復活したそば店は、予想外の大反響で通年で復活しました。

JR音威子府駅で90年以上の歴史を持つ「黒い駅そば」。
通年での復活が決まり、4月17日から営業を始めました。

「うまい。楽しみにしていた。黒さとか、そばの風味がしっかり出ているのが好き」
「大好きな味なので。昔から変わらない」

訪れた客から喜びの声が聞こえます。
2025年、4年ぶりに復活したときは期間限定を条件に、村から場所を借りての営業でした。

しかし、名物の復活は北海道内外で大きな反響を呼び、オリジナルの新メニューの人気もあって、9か月間で1万1700杯を売り上げました。

店主の竹本修さんは「大反響で非常にうれしくて。村にこれだけの人が来ることがなかなかないので、お客さんが楽しんで、来てよかったなと思える店にしたい」と話していました。

名物の継続を願うファンと店主の熱い思いに、村は、再び復活を快諾しました。
今回は、期間限定ではなく、通年での営業です。

背景には小さな村が直面する厳しい現実と、それを打開してくれる「駅そば」への期待があります。

多くの人でにぎわう駅そばですが、営業時間中にやってくる列車はたった1本です。

音威子府駅を通るJR宗谷本線は大きな赤字を抱え、存続に向けてJRと自治体の厳しい話し合いが控えています。

人口535人の北海道一小さな村が駅を維持していくためには、村を訪れる理由になる名物が必要です。

店主の竹本修さんは「時代の流れで鉄道が永遠に続くのは難しいが、僕が生きている間はなくならないでほしい」と話します。

「音威子府に途中下車するとそばだったり、風景だったり、空気だったり、音威子府の楽しめるところがあるので、旅の思い出を作ってほしい」

全国の旅人から愛される音威子府駅の「黒い駅そば」。伝統の味が村の未来をつなぎます。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年4月17日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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