2026.03.15

暮らす

「ただいま」を絶やさない…火事で失っても1日も休まず子どもたちを受け入れる第2の家

あの日から1日も休まずに「ただいま」の場所を

そんな中、この日もいつものように子どもたちが元気よく帰ってきました。
しかし、帰る場所はかつての場所から50メートルほど離れた公民館です。

「ここがすごくよかったのは、火事の前もここを通ってきていたのでいつもどおりの下校ができること。ありがたいです」

子どもたちに「また、その寒いかっこうやめなよ。風邪ひくから」と優しく声をかける姿は、以前と変わりません。

地域の協力もあり、児童クラブは火災から1日も休まずに活動を続けています。
おやつは毎日、手作りです。

子どもたちにとって、この場所は「まるで自分の家のような」「第2の家」といえる、かけがえのない大切な「おうち」です。

鈴木さんはまた、思い出の残るこの商店街に戻り、児童クラブの運営を続けていきたいと願っています。しかし、そこには大きな課題があります。

「市のバックアップ体制がないと、任意の小さな団体で精一杯やっているので、次の場所が探せたとしても改修費用とか先立つものがないと、なかなか次の物件も決められないというのが、いま一番悪戦苦闘しているところ」

江別市 大麻銀座商店街

大麻銀座商店街の被害にあった一帯は、今後、解体されることが決まったそうです。

こうした現状に、HBCテレビ「今日ドキッ!」ゲストコメンテーターの大通幼稚園・藪園長は、「みんなのいえ」というネーミングの素晴らしさに触れながら思いを寄せました。

「名前に象徴されるように、悪天候であっても子どもたちが安心して過ごせる場を提供してあげたいという考えがあるんだと思う。こういった児童クラブは、幅広い年齢の人といられることによる成長の場でもある。子どもたちには良い環境を提供してあげたい」

また、アンヌ遥香さんは、「道内どこの地域でも、お店が一軒でもなくなると急に街の雰囲気がガラッと変わってしまうこともある。1日でもはやく元の姿に、が新しい形で生まれ変わればいいな」と、商店街の再生を願っていました。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年2月19日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X